9月は昼と夜の長さがほぼ等しくなるといわれる“秋分の日”がやってきます。残暑もだんだんとやわらぎ、急に涼しくなりはじめるのもこの時期。季節の変わり目には体調に気をつけたいものですが、運気を高めるためにどのようなことができるのでしょう?そこで今回は「秋分の日の開運行動」をご紹介します。
身の回りの整頓・掃除をする
秋分は季節の変わり目であるため、身の回りや環境がここから次第に変わっていくタイミング。この時期に先を見越して準備をしておけば、これから先の変化にもスムーズに対応していけるでしょう。
風水は、古来より今に至るまで伝えられてきた“環境学”です。人が運を掴むために、どのようにして身の回りを整えれば良いかを合理的に教えるものです。その中でも最も効果的なものといえば、意外にも“整理整頓”なのです。秋分の日一日のうち数時間でも良いので、整頓や掃除をすると運気もグンとアップするはずです。
お風呂に浸かってたっぷり睡眠をとる
秋分の頃は夏の暑さが緩む反面、冬に向けて少しずつ気温が下がり体調を崩しやすいタイミング。積極的に外から暖の気を取り入れたいものです。そこで、少し温かめのお風呂に肩まで浸かってみましょう。体温がほどよく高まり、きっと心地良く入眠できるはずです。
寝る前の環境を整えると良質な睡眠を取ることができるだけでなく、良い夢を見やすくなると考えられます。秋分の日に吉夢を見て、気持ちよく冬を迎えてはいかがでしょう。
神社・仏閣へ足を運ぶ
秋分の日付近は、昔から日本において「秋の彼岸」とされてきました。秋の彼岸は、あの世とこの世が最も近くなる日とされています。2024年の秋の彼岸は、9月19日から25日までの7日間。9月19日が彼岸入り、22日は中日(秋分の日)、彼岸明けが最終日の25日にあたります。
この期間に神社や仏閣で神仏に手を合わせれば、その願いはきっと通じやすくなるはず。秋の彼岸にお気に入りの神社やお寺に足を運んでみても良いかもしれませんね。
太陽に向かって感謝する「日願(ひがん)」
秋分の日は、中国古来の陰陽道によると、冬の陰と夏の陽のバランスが釣り合う、大変有難い開運日とされています。稲作が盛んであった日本においては、お米を育てる太陽と私たちを守ってくださるご先祖様への“感謝”を基盤とした“太陽信仰”が定着しており、この信仰は「日願(ひがん)」とも呼ばれていました。
そのため、太陽に向かって手を合わせて感謝をしてみましょう。短い時間でも構いません。きっと日光浴ができると同時に、私たち日本古来の心が呼び覚まされ、運を味方につけることができるでしょう。
おわりに
昔から、秋分の日は開運するにはちょうどいいタイミングだとされてきました。陰陽道においては、陰(冬)と陽(夏)とのバランスが調和する数少ない日になるためです。他にこのような日を挙げるとしたら“春分の日”くらいのもの。ぜひ年に2回のこの貴重なタイミングに、自分自身の“気”を整えてみてはいかがでしょう。これからの冬に向けて運気を高めていけるはずです。
脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター
株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。
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文・脇田尚揮
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