【写真】高知でクランクインし、笑顔を見せる今田美桜、北村匠海2025年度前期の連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合ほか)にて、主人公・朝田のぶを演じる今田美桜と、のぶの夫・柳井嵩を演じる北村匠海が高知にてクランクイン。この度、高知で撮影された場面写真と今田、北村のコメントが届いた。
■アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢夫婦がモデルの物語
連続テレビ小説第112作目となる同作は、原作はなく、モデルとなるやなせたかしと小松暢の夫婦の物語を大胆に再構成したオリジナル作品。戦前・戦中・戦後と激動の時代を生きたやなせと、やなせと共に生き、けん引し続けた“ハチキンおのぶ”の小松が、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでの人生を描く。脚本は連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」の中園氏が担当する。
■「あんぱん」の物語
昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいた。その少女は“ハチキンおのぶ”こと、朝田のぶ(今田)。一方、幼い頃に父を病気で亡くした柳井嵩(北村)は、叔父の家に引き取られ、そこでのぶと出会う。2人を結びつけたのは、一個のあんぱんだった。
戦争の足音が近づく頃、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女となった。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしてしまう。
女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩がその新聞社に入社してきて、2人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安だった。のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京する。
のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活がスタート。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と2人は結婚する。「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るのは、まだまだ先のことだった。
■今田美桜(朝田のぶ役)のコメント
クランクイン初日はいつも少しソワソワして緊張するんですが、今回は不思議とあまり緊張せずリラックスして撮影に入ることができました。それはなんといってもスタッフのみなさん、そして高知のみなさんが心地よく迎え入れてくださったからです。走るシーンから撮影は始まりましたが、「いだてんおのぶ」のまま撮影に臨むことができました。とても楽しい高知での撮影でした。
高知県は今の時期とても暑いと聞いていましたが、こんなにも暑いのかとびっくりしました(笑)。また、川沿いや海でも撮影を行いましたが、このような大自然のもとできっと暢さんとたかしさんは過ごしてきたんだと思いをはせました。これからも撮影は続きますが、ぜひ放送を楽しみにしていただけたらうれしいです。
■北村匠海(柳井嵩役)のコメント
今回、高知で撮影を行ったことがより一層「あんぱん」の世界観に僕たちを引き込んでくれたと感じるほど、ものすごくいい経験でした。これから僕たちは、さらに役を掘り下げてなじませたり、いろんな会話をしたりしながら進んでいきますが、まず最初に高知で撮影を始められたことがすごく良かったと思います。
高知は本当にご飯がおいしくて、この大自然の中で住んでいる人や動物、植物などすべてが、のびのびとしている、とてもいい空気の土地だと感じました。「そりゃ、ご飯もおいしいし、人も温かい方ばかり」とすべてがうなずける時間でした。現地の方の「あんぱん」への応援も肌で感じましたので、しっかりと作品で返せるようにこれから約1年間の撮影頑張ります。
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