9月19日(木) 18:00
演劇『ライチ☆光クラブ』2025が、2025年1月10日(金) から26日(日) に東京・IMM THEATERで上演される。
『ライチ☆光クラブ』は、古屋兎丸が2005年に発表した漫画作品で、今回は4度目の舞台化となる。脚本・演出は、自身で劇団時間制作を立ち上げ、主宰を務めている谷 碧仁が手がけ、リアルな少年たちの感情を抉り出し、“会話”で紡いでいく、新しい『ライチ☆光クラブ』が届けられる。
主人公のゼラ役を演じる牧島 輝をはじめ、タミヤ役の岐洲 匠、ジャイボ役の中山咲月、ニコ役の小西成弥、雷蔵役の望月春希、カネダ役の芳村宗治郎、デンタク役の福崎那由他、ダフ役の原嶋元久、ヤコブ役の櫻井健人が出演者として名を連ねた。また、スポット映像とメインビジュアル、各キャラクタービジュアルも公開された。
■脚本・演出:谷 碧仁(劇団時間制作)コメント
一体このコメントを何度書いて、何度消したのか。その理由としては、劇団グランギニョル様による『ライチ光クラブ』、古屋兎丸様による『ライチ☆光クラブ』『ぼくらの☆ひかりクラブ』、そしてファンの皆様の想いに対して僕なんかが語ってはいけない程の歴史があるからです。せっかくのコメントなので、ナニか気の利いた言葉をと思ったのですが、どうもどの言葉もしっくりきませんでした。なので、僕が語るのはあくまで今作の「演劇『ライチ☆光クラブ』2025」についてです。手短にします。僕が脚本上に乗せたのは「痛み」です。身体的な痛み、精神的な痛み、人間的な痛み。そこには善も悪もなく、救いも願いも通用しない、ただひたすらに「痛み」が存在する。それを描きました。
一般的な光を希望とは呼べない皆様、どうぞあなただけの光を探しにきてください。劇場でお待ちしております。
申し遅れました。初めまして。谷 碧仁です。
【あらすじ】
工場の黒い煙に包まれた町「螢光町」。その片隅の廃工場に集う少年たちは「光クラブ」と名乗り、崇高な目的の為に“ライチ”という甘美なる機械(マシン)を創り上げる。彼らは醜い大人になることを拒み、永遠の美を夢見て、ひとりの美しい少女を捕獲する。それが崩壊の始まりだった……。少年たちの純粋な欲望は狂気を孕み、裏切り、依存、嫉妬が顔を出し始める。愛とは一体なにか、希望とは一体なにか、永遠とは一体なにか。剥き出しの少年たちによる美しくも儚い「叫び」の先に待ち受けている現実とは……。
演劇『ライチ☆光クラブ』2025 スポット映像
<公演情報>
演劇『ライチ☆光クラブ』2025
原作:古屋兎丸『ライチ☆光クラブ』(太田出版)
脚本・演出:谷 碧仁(劇団時間制作)
【キャスト】
ゼラ:牧島 輝
タミヤ:岐洲 匠
ジャイボ:中山咲月
ニコ:小西成弥
雷蔵:望月春希
カネダ:芳村宗治郎
デンタク:福崎那由他
ダフ:原嶋元久
ヤコブ:櫻井健人
萩尾先生・常川母:長尾純子
常川寛之:加藤 岳 伊奈聖嵐 ※Wキャスト
ライチ:尾関晃輔
カノン:菊池日菜子
【日程・会場】
2025年1月10日(金) ~26日(日)
東京・IMM THEATER
公式サイト:
https://www.theater-litchi.com
(C)古屋兎丸/ライチ☆光クラブ プロジェクト 2025