C;ON[@ JAM EXPO 2024ライブレポート]豊かな表現力と妖艶さ、そして予想外なクライマックスで生み出した大熱狂

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C;ON[@ JAM EXPO 2024ライブレポート]豊かな表現力と妖艶さ、そして予想外なクライマックスで生み出した大熱狂

9月20日(金) 12:00

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<@JAM EXPO 2024 supported by UP-T>が、9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)に横浜アリーナにて開催。数多くのアイドルたちが、メインアリーナをはじめ、ロビーやホールなどに設置されたさまざまなステージで、熱く、楽しく、華やかなパフォーマンスを披露した。本記事では、同イベントの中から9月15日のキウイステージに登場したC;ONのライブレポートをお届けしよう。

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取材&文:竹内伸一

ステージに中央にキーボードがセットされるとC;ONの出番。お馴染みの赤い衣装をまとった5人がステージに登場すると、もうそれだけでキウイステージが艶やかな雰囲気に包まれた。

ドラムの軽快なフィルインが鳴り響き、「Last Order」からライブはスタート。ボーカルの栞音、愛佳だけではなく、トランペットの聖奈、サックスの佳子もフォーメーションに加わり、ジャジーなサウンドに乗って妖艶なパフォーマンスをくり広げていく。途中、ステージ中央で踊るようにキーボードを弾く杏実を皮切りに聖奈、佳子の順で短いソロを披露。落ちサビでは愛佳が大迫力のシャウトを響かせ、さらに栞音が華麗なターンをキメて視線を集めるといった具合いに、1曲目からそれぞれに見せ場を作った。

聖奈がユーフォニアムに持ち替え、栞音が“今日は一緒に楽しんでいくよ!”と観客に声をかけるとファンキーなグルーヴが心地よい「鼓動PARADE」へとつなぐ。ここではフロントの4人が見事なターンで魅せる。愛佳が“@JAM!”と叫んだのをきっかけに観客がサイリウムを打ち振り、美しい景色を作り出した。

栞音が“とってもカッコいい曲なので、大人なC;ONを楽しんで”と前置きした「Addiction」では、ステージの上手と下手にマイクスタンドを用意。ステージを動き回っていたこれまでとは趣を変えて、ボーカルの2人はそこに留まって熱い歌声を聴かせる。2人のソウルフルな掛け合いは惚れ惚れするほど聴き応えのあるものだった。2コーラス目からはハンドマイクに戻して、その動きも見応えのあるものに。特に間奏では2人が身体を密着させながら、濃密なダンスを披露。妖艶な2人の姿に会場からはひと際大きな歓声が上がった。

サザンオールスターズのカバー「エロティカ・セブン」を、これまた妖艶にパフォーマンスし、会場から大音量のクラップを誘うと、栞音が“今日はC;ONに出会ってくれてありがとうございます!ラスト、一緒に飛ぶよ!”と大絶叫。「サマラブイリュージョン2024」の弾むようなイントロに乗って、会場がジャンプをくり返す。途中、コール&レスポンスを盛り込んだり、聖奈がトランペットから左手を外して、拳を振り上げながら演奏して会場を鼓舞したりと、会場のテンションを一気に上げていく。愛佳が“ラスト、暴れろ~!”と叫び、会場がさらに大きなジャンプで応えた……かと思いきや、演奏がストップ。ライブは突然のエンディングを迎えた。

“時間になっちゃった……!”“なんでだよ!”とメンバーは大げさに悔しがっていたが、ライブ中、時間が押す場面はなかったので、当然これは演出。盛り上がりがピークに達した場面だっただけに、なんとも意地悪ないたずらであるが、次のライブではちゃんと完奏するのか気になったのも事実。1日に何ステージもこなすこの日のようなイベントでは、もう1度彼女たちのライブを覗いてみようという気にさせ、効果的な手法なのかもしれない。彼女たちは“時間だから帰るよ”と、してやったりの笑顔を見せてステージを下りていった。圧倒的な歌唱力と見事な演奏力を示しつつ、妖艶なパフォーマンスで魅せた最後に、ちょっとおちゃめな一面も垣間見せて締めくくる。そんな意外性も楽しいライブだった。

C;ON<@JAM EXPO 2024 supported by UP-T>
2024年9月15日(日)
横浜アリーナ
M.1Last Order
M.2鼓動 PARADE
M.3Addiction
M.4エロティカ・セブン
M.5サマラブイリュージョン2024


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