好評放送中の『わんだふるぷりきゅあ!』が、『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ▽ゲームの世界で大冒険!』となって9月13日(金)より劇場公開!こむぎといろは、ユキとまゆたちがゲームの世界で ”わんだふる” な大冒険を繰り広げていく今作について、キュアワンダフル/犬飼こむぎ役の長縄まりあさんと、キュアニャミー/猫屋敷ユキ役の松田颯水さんにアフレコ秘話や映画の見どころなどを語っていただきました!
>>>長縄まりあさんと松田颯水さんのキュートな撮り下ろし写真などを見る(写真13点)――映画が決まったと最初にお聞きになった時の印象はいかがでしたか?
長縄最初がいつだったかという記憶があんまりなくて……いつの間にか決まっていました(笑)。
松田そうなんです。キャストを集めて「皆さん、映画作ります!」みたいな大発表があったわけではなく、ある日、自分のスケジュールに『映画プリキュア』と入っていることに気づいて「録るんだ!」と……そんな感じだったと思います(笑)。
長縄個人的には「今回こむぎたちがCGになります」というのが、どうなるのか全然想像ができなかったこともあって一番ビックリしたところでした。でも絶対に可愛くなるという確信があったので(笑)、めちゃくちゃ楽しみだなと思いました。
松田私も最初に「ゲームの世界に入ります」と聞いた時は、冒険しながらゴールを目指すロールプレイングゲームみたいなお話を想像したんです。
でもこむぎとユキが様々なミニゲームを頑張ってクリアしていくという展開と聞いて、「いろんな可愛い姿が見れちゃうやん?」と、ワクワクする気持ちでいっぱいになりました。
――劇場版の収録の際に、心がけたことがありましたら教えてください。
長縄最初にいただいた台本がCGパートを抜粋した内容だったので、収録は「ゲームの世界だワン!」ってビックリしているこむぎのセリフからスタートでした。
収録の時、まだ映像は完成していなかったのですが、いつもと違って二足歩行で体操したり走ったり跳んだりするこむぎがすごく可愛くて!(笑)
松田本当に可愛いんです!
長縄セリフは、尺を気にせず「自由にやってください」と言っていただいたので、台本のト書きを見ながら、「完成してCGになって動いたら、もっともっと可愛くなるんだろうな」と、いろいろ想像しながら演じました。
松田私は、映画でユキを演じるにあたって、すごく悩んだ記憶があります。じつは、映画の初回の収録時点だと、テレビの本編ではキュアニャミーの正体がユキだったということがまだ明かされてなかったんですよね。
なので、テレビの本編ではまだみんなと意思疎通ができていないのに、映画のアフレコでは距離が近くなっていて、みんなを「大切」って思うユキを演じないといけないということに松田の心が全然追いつけなくて。
長縄そうだったんだ。
松田何も考えずに演じてしまうと、いきなり関係値が跳んでしまうと思ったので、テレビ本編と映画までの間にどういう感情の流れがあったのかと考えて、まだちょっとツンッてしちゃう距離感の塩梅を意識しながら収録しました。
――ゲームの世界でのこむぎとユキについてはどのように演じたのでしょうか?
松田いつもと姿がちょっと変わっているだけで、魂は変わっていないので、普通にいつも通り演じました。ただ、映画特別仕様として、可愛さの質感は変わっているかもしれません(笑)。
長縄こむぎはゲームの世界に入って「いろはを助けるために頑張らなきゃ」と思ってはいるのですが、立って歩けたりミニゲームをチャレンジしたりしていると、やっぱり「ゲーム楽しい」ってワクワクしちゃうんじゃないかなと感じて、そんなこむぎのワクワクした気持ちが声に乗せられたらいいなと思いながら演じました。
松田なんだか『はじめてのおつかい』を観ているような感じがありますよね(笑)。「一人でもやるぞ!」と奮闘しているのが可愛くて、収録中に思わず「こむぎ、ガンバレー!」って応援しちゃいそうになりました。
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■こむぎの想いは……「ユキと一緒で嬉しいワン!」
――離れ離れになったいろはとまゆを探して、ゲームをクリアするためにこむぎとユキがコンビを組む展開も今作の必見シーンかと。
長縄コンビで挑戦するミニゲームのシーンは「映画でユキと一緒に遊べるワン!」と、すごく嬉しかったですね(笑)。私に尻尾があったら、ブンブン振っていたと思います。
松田マインド的にはそれだよね(笑)。
長縄とにかく可愛くプレイするこむぎとユキは必見です。私自身も収録しながら、「一緒に頑張ることができるワン!」「嬉しいワン!」という気持ちでいっぱいでした。
松田ユキもこむぎと一緒にいることで、まゆへの想いをハッキリと口に出せたのはよかったなと感じました。
普段だったらまゆへの想いは言葉にせず、自分の中でだけ強く燃やしながらも、見た目はクールに頑張る子だと思うんです。でも声を大にしていろはへの想いを叫ぶこむぎに釣られて、映画では「私だって!」とまゆへの気持ちを言葉に出しちゃうんです。
そんなユキの姿にまゆとの強い絆をさらに感じさせてもらいましたし、「素直になれてよかったね」という温かい気持ちにもなりました。
――そして、歴代シリーズのプリキュアたちの登場シーンも気になります。
長縄私は『ひろプリ(ひろがるスカイ!プリキュア)』の皆さんと『まほプリ(魔法つかいプリキュア!)』の皆さん、そして『わんぷり』のみんなが同じゲームをしていたということがすごく嬉しくて。みんな繋がっていて、一緒に今を生きている感じがしました。
そんな歴代プリキュアの皆さんが、こむぎたちのピンチに駆けつけて先輩としての大きな背中を見せてくれたことが本当にかっこよくて!『わんぷり』チームも、いつかそんなかっこいい先輩になれるよう頑張りたいという気持ちが湧きました。
松田私は「ベリィベリー」役で出演させていただいていた『ひろプリ』の皆さんの名乗りは、聞いていて「すごい馴染みがある」って嬉しくなりましたし、『まほプリ』の皆さんの名乗りは放送を観ていたので「また聞けるなんて!」と感動しました。
来年放送される予定の『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~』をとても楽しみにしているので、それに先駆けて映画で『まほプリ』の皆さんの活躍が観られるということで、ぜひこの感動を皆さんにも体感してもらいたいなと思います。
――もしこむぎやユキのように、ゲームの世界に入れたとしたら、お二人はどんなゲームの世界に入ってみたいですか?
長縄私は『あつまれ どうぶつの森』の世界に入って、自分の好みの家を作ってみたいかも(笑)。
松田それいい!(笑)
長縄ぽいぽいって簡単に作れるし、現実では絶対できないような重たい家具とか自分で押して模様替えしたりしてみたいです。
松田私はそうですね……『テトリス』とかで、落ちるブロックを仕分ける仕事をしたいですね(笑)。
長縄楽しそう!(笑)
松田「こっちじゃなくて、こっちを落としたほうが困りそうだな」とか「ここで細長いブロックが欲しいだろうけど……出さん!」みたいな(笑)。それでこむぎやユキと楽しく遊べたりしたら嬉しいなって思います。
――最後に、映画の公開を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
長縄今作でこむぎはいろはへの想いを叫びまくるということもあって、終わった後はクタクタになっちゃうんじゃないかなって思っていたのですが、実際は収録後にお肉をモリモリ食べてしまうぐらい元気いっぱいで(笑)。
もしかしたら、気づかないうちにこむぎたちからたくさん元気をもらっていたのかもしれないなと今では思っています。
いろいろピンチに陥ったりもするけれど、勇気と絆で乗り越えて最後はみんなでハッピーな気持ちになれる作品になっていますので、ぜひ皆さんもこの映画を観て元気にいっぱいになってくれたら嬉しいです。
松田見終わった後に家族や大切な人と「楽しかったね」ってお話をするきっかけになるような、そんな映画になっていると思います。
ビックリしちゃうような嬉しいサプライズもありますので、ぜひ皆さん劇場公開を楽しみにしていてください!
<プロフィール>
長縄まりあ(ながなわ まりあ)
8月5日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『小林さんちのメイドラゴン』(カンナカムイ)、『はたらく細胞』(血小板)、『貼りまわれ!こいぬ』(こいぬ)、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(好本 静)ほか。
松田颯水(まつだ さつみ)
7月17日生まれ。アーツビジョン所属。主な出演作は『チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~』(エレイン)、『若おかみは小学生!』(ウリ坊)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(星 輝子)、『逃げ上手の若君』(ナレーション)ほか。
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ライター/川畑剛、撮影/江藤はんな
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