進研ゼミ編集室のリアル受験生保護者による長女の大学受験ドキュメントをマンガでお届け。
ついに志望大決定!と思いきや、突きつけられる現実に母は滝汗が止まらないようで……。
高2のはじめには、志望大・学部共に決めていた長女。
マイペースである彼女にしては(いや、マイペースだからこそ?)、なかなか強気な選択でした。
志望大を選ぶプロセスは意外とスムーズ。
親への相談も特になく(一応、私、「進研ゼミ」編集者なんですけどね……)、学びたい分野を学べる大学を自分で調べ上げていました。
というのも、長女の通う高校は進路指導がとても手厚かったんです。
「進路は、子どもに決めさせて親は口出ししないでください」との方針も徹底されていました。だからこそ、本人が本当に学びたいことを考えて、それに見合った大学・学部を選べたんだと思います。親の顔色をうかがうことなしに。
しかし、思わぬ落とし穴が!
とにかく志望大との距離が遠すぎました……。双眼鏡が必要なくらいに。
子どもは自分の実力を踏まえて、がんばればいけそうな「ちょうどいい」大学を選ぶわけではないんですね。そんな空気を読んだ志望大選択なんてしないことを痛感しました。
「志望大との距離が遠いのであれば、近づけていけばいいじゃないか!がんばれ、ムスメ!」そう気を取り直したものの、待てど暮らせどいつまでも志望大との距離は遠いまま。
ムスメは一瞬落ち込む様子を見せるのですが、すぐに立ち直っており、あまり気に留めていない(ように見えた)ことに、それはもうヒヤヒヤしたものです。一生分の冷や汗をかいたんじゃないかと思うほどに。
勉強をするのは本人。
親ばかりが焦っていてもどうしようもない。
そうわかっていながらも、なんとかなると(根拠なく)思っているようなムスメの様子に、生きた心地がしませんでした。「なんとかなる」って自分で自分を信じてあげられるメンタルは、いい面もあるとは思うんですけどね……。
\ほかのお話はこちら/
どうなる?どうする?娘の大学受験
編集協力/岡聡子