初の所属先で歓喜51歳の増田伸洋が日本タイトル獲得「この歳になって…」

増田伸洋がシニアプロ日本一の称号を獲得した(提供:日本プロゴルフ協会)

初の所属先で歓喜51歳の増田伸洋が日本タイトル獲得「この歳になって…」

10月7日(月) 8:15

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<日本プロゴルフシニア選手権 TSUBURAYA FIELDS CUP最終日◇6日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇7102ヤード・パー72>

シニアツアー2年目の51歳・増田伸洋が、公式戦制覇だ。初日から首位をキープして最終日を迎えると、8バーディ・2ボギーの「66」をマーク。トップの座を譲らずに、2位に3打差をつけての逃げ切り優勝となった。1998年にプロ転向し、レギュラーツアーは1勝に終わったが、初の日本タイトル獲得を喜んだ。



風邪引かない?歓喜のウォーターシャワー【写真】


「今週はキャディのグリーンの読みと、パターに尽きる1週間でした」と大会開催前に新調したパターと、女子選手の真似をしたクロスハンドのグリップ、そして相棒の読みが噛み合い好スコアにつながった。さらに、「(ゴルフ場の)メンバーさんも『頑張れ、頑張れ』って応援に来てくれたので、そういう後押しもあったのかな」と応援が力に変わった。

舞台となったイーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)は、増田がプロになってからはじめて所属契約を結んだゴルフ場だった。「シニアオープンが川間コースということになって、今回プロシニアがイーグルポイントで、どちらも僕にとってはすごく思い入れがあるコース」。前戦の「日本シニアオープン」は千葉カントリークラブ川間コース。「全然わからないところからゴルフを始めたところ」とゴルフの原点。シニアオープンでは、上位で進んだ最終日にスコアを崩してしまい、今週は「リベンジ」を遂げたい大会だった。

「どちらかでは、勝ちたいというのがすごく自分のなかではあった。前回は後半にバタバタだったんですけど、今週ここで勝てたのはすごくうれしいです」と胸いっぱいの想いに笑顔を見せる。「シニアオープンのときのほうがすごく強かった」と気負いが焦りに変わり、思うようなプレーができなかった。「今回、平常心でやれたのは、あの経験があったから」と悔しい経験を糧にした。

レギュラーツアーは2006年の「マンダムルシードよみうりオープン」の1勝のみで、なかなか勝利を重ねることができなかった。昨年シニアツアーにデビューし「すまいーだカップ」でシニア初優勝を果たしたが、ゴルフ人生において“日本タイトル”獲得は初。「レギュラー時代には完全に無縁だったのにね。この歳になって日本タイトルが獲れたという。それが一番、本当にうれしいですね」と何度もうれしさを噛みしめた。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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