言うべきことではなかった言葉を、うっかり口にしたことのある人はいますか?相手にイヤな思いをさせてしまう失言は、なるべくしないよう心がけたいところ。でも失言をしがちなママもいるようです。
『親や旦那に、いつも失言しているねって言われる。「誰からも注意されなかったの?」と聞かれるけれど、失言して注意される人いるの?』
親御さんや旦那さんに失言しがちだと指摘された投稿者さん。本人は失言している気持ちはないよう。それではわかりませんよね。誰かが失言していても、ママ友や友人など他人では注意しづらいのでしょう。また実はそれとなく注意されていたけれど、投稿者さんは気づかずに過ごしてきたのかもしれませんね。
失言する人が周りにいたら
冗談とイヤな言葉との線引きは曖昧なことも。相手の言われたくない言葉がどこにあるのか、わからないこともあります。会話をしてもあまり相手の話題に突っ込むことなく、プラスの感想を述べるに留めるママもいるでしょう。失言されたら人は注意せずに、ただ離れていくとのコメントがありました。
『「ええ?このときにそれ言っちゃうの?」ってことだよね、失言って。感覚的なことで説明が難しいから注意するのも面倒くさくなっちゃうんだよね。だからその人に近寄らないようにしている』
『うちの旦那が人として言ってはいけないことを平然と言う。誰にも注意されてこなかったのだと思う』
『高校のときの友だちが失言しまくっていて、それとなく注意しても「何で?事実じゃん」というタイプだったから、共通の友だちはさりげなくフェードアウトした。本人はなぜ疎遠になったか理解していないし失言の自覚ない』
親や旦那さんだから注意してくれるけれど、友だちや職場の人などは思っていても諫めることはしないのではないでしょうか。「失言する人ってその空気読めなくない?周りがギョッとしていても笑いながら喋り続ける」というコメントもありました。心のなかで、空気の読めない発言だなと思っても、それを口には出しません。大の大人がなかなか大人に注意することは難しいのです。もしかしたら自分も失言しているのかもと不安になり、気をつけようとは思うかもしれませんね。
面倒だから他人に注意はしない
投稿者さんは、これまで他人に注意されたことはないと言います。でもそれは他人だから。「注意はしないよ?でも心のなかで引いているし、徐々に距離ができるよ」とのコメントがありました。もし注意されても、自分で何が悪いのかを気づいていないのではとのこと。失言をされたほうは気分が悪くても、その気持ちを伝えることは難しいのかもしれません。「細かいこと気にして変な人」と逆に言い返されたらたまりませんから。言われてもグッとこらえて、作り笑顔で返すしかできないこともあるでしょうね。
『投稿者さんが嫌われて損しても、その人たちにはなんの関係もないからね。「だよね」で済む相手にいちいち教えない。面倒だし』
『失言が許せないと思ったら、離れればいいだけだしね。投稿者さんのように自分で失言したという自覚がない人に1から説明するほうが労力いるんだよ』
注意をすることは労力がいることですよね。誰だって人から嫌われたくないですもの。自分が悪者になるリスクを負ってでも、その人の悪いところを諫めることは、他人には難しいことでしょう。
注意されたら失言癖が直るもの?
失言は、注意されて直るものなのかとの疑問がママたちから寄せられました。注意しても、「冗談なのに」「本当のことだからいいじゃん」などと言い返されて、あまり失言した人の心には刺さらなかったとの意見もありました。
『注意してくれる人って、投稿者さんと同じ職場などで絡まざるをえない人。それか投稿者さんのことを大事に思っていて、投稿者さんが同じ失敗をしないように教えてあげなきゃと思う人』
『その人次第ではない?注意されてある程度受け入れる人なら改善するかも』
『注意したら冗談通じないって逆ギレしかしないよね。そういえば、失言する人で指摘されたら直すような人って見たことない』
失言をしてしまう人は昔からいるのでしょう。「憎まれっ子世に憚る」とことわざまであるように、人のひんしゅくを買ってしまう人でも、世のなかでは幅を利かせることができるのかもしれません。「生まれ持ったものだから注意されても直らない」との意見もありました。
やはり身内が注意するべき
傷つく、傷つかないなど心は目には見えません。また人それぞれ、許容範囲が違うでしょう。他人では、「あなたの言ったことで傷ついた。そういうことは人には言わないほうがいい」と注意しづらいものです。親御さんが、投稿者さんが小さな頃から注意していればよかったのでしょう。大人になり結婚した今なら、一番近くにいる旦那さんが指摘しやすいのかもしれません。
『直して欲しいから注意しているんだよ?そうじゃなきゃ関わりたくないから疎遠にするだけだもの』
『きちんと注意してくれるのって、親や家族ぐらいではない?』
他人では、「それを言ってはいけない」と注意しづらいもの。相手が子どもならまだしも、大人に注意することは難しいですよね。失言を注意するのは、やはり親と旦那さんなのではないかとママたちは言います。
失言を注意してくれる人を大切に
もしイヤなことを言われたら距離を置くとママたち。赤の他人にはわざわざ指摘しないと言います。失言しがちな投稿者さんに注意してくれる親御さんと旦那さんは、たいへん貴重で大切な存在なのではないでしょうか。直せる欠点を指摘してくれる人がいる。それだけでありがたいものかもしれません。注意してくれる旦那さんに感謝して改めてみてはいかがでしょうか。
『学生時代とかに親や友だちから言われたり、ほかの子の言いかたが良くないなと感じたりしたら、自分は気をつけようとなった』
『私もそのタイプで苦労したし嫌われもした。発言にはめちゃくちゃ気をつけているけれど難しい。投稿者さんも感じが良い人の言動をマネする所から始めよう』
『自分なら言われても平気でも、聞かされた人が不快になれば失言なの。相手から警告されたら、素直に謝ること。また日頃から嬉しい、楽しい、面白い、美しい、心温まるものに触れて、心地よい話題を増やすように心がけてみるといいよ』
失言をしてしまう投稿者さん。他人からは注意されたことがなく、指摘してくれたのは親御さんや旦那さんで、投稿者さんのことが大切だと思っている人たちです。でもママスタコミュニティに投稿をしてきたということは、自分でも気になっているのでしょう。失言してしまう自分に嫌気がさしているかもしれません。やはり自分のイヤなところは、自分で解決したいもの。自分は失言してしまうから、言葉に注意しようと意識していたら、失言が減っていくかもしれません。楽しい会話で、心地のいい時間を過ごしたいものです。
文・岡さきの編集・みやびイラスト・マメ美
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