【ボルテスVレガシー】堀江美都子が生歌熱唱!「ずっと歌い続ける覚悟」

アニメージュプラス - アニメ・声優・特撮・漫画のニュース発信!

【ボルテスVレガシー】堀江美都子が生歌熱唱!「ずっと歌い続ける覚悟」

10月1日(火) 21:05

10月18日より劇場公開される映画『ボルテスV レガシー』のジャパンプレミアが9月29日に東京・丸の内TOEIにて開催。舞台挨拶では原作となるTVアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』の主題歌を担当したアニソンシンガー・堀江美都子が「ボルテスVの歌」を生歌唱したほか、白倉伸一郎エグゼクティブ・プロデューサーと当時の思い出話などを語ってくれた。

『ボルテスV レガシー』は、1977年から放送された日本のTVアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』を原作に、約半世紀の時を経て熱狂的な支持を受けているフィリピンでマーク・A・レイエス監督指揮のもと実写化された作品。ボアザン帝国の地球征服軍による侵略に対抗するため、5人の若者たちが合体ロボット”ボルテスV”に搭乗、巨大獣型ロボット”ビースト・ファイター”との激闘を繰り広げていく。フィリピンでは映画1本、テレビシリーズ90話が放映され、多くのファンを魅了したのに続き、このたび生まれ故郷である日本での劇場公開が決定。上映にあたってはフィリピンの制作陣によって新規シーンが追加され、評価が高かったCGをさらにクオリティアップさせた「超電磁編集版」を用意。字幕版だけでなく一線級のキャスト陣が集結した日本語吹替版での上映も予定されている。

ジャパンプレミアではその「超電磁編集版」を日本語吹き替えで世界初公開。大スクリーンに映し出された原作リスペクト満載の映像に上映後の客席は大きな拍手に包まれた。
その後の舞台挨拶では『ボルテスV』仕様の深紅の衣装に身を包んだ堀江美都子がさっそうとステージに登場し、観客たちの手拍子にのせてオープニング主題歌の「ボルテスVの歌」を生歌唱。ライブ会場でのパフォーマンスそのままにフルコーラスで熱く歌いあげる堀江の姿に、観客たちは大興奮となっていた。
大きな歓声と拍手に包まれながら堀江は「皆さんと一緒に一体感ある中で歌えるのは本当に幸せだなと思いました。最高でした!」と笑顔で一言。「こんな日がくるなんて……本当に歌ってきてよかったなって思います」と長く歌い続けてきたこの曲への想いを口にしてくれた。

また「超電磁編集版」の日本語吹替版で主人公アームストロング3兄弟の母親であるマリアンヌ・アームストロング役を堀江が演じることの発表も。アフレコではかなり緊張したそうで「母って言われて気軽に引き受けたんですが、母であり、科学者であり、戦闘機のパイロットであり、そして最後には死んでしまうっていうね。『どんな母?』って思って台本が来てビビりました」とオファーの裏話などで笑いを誘っていた。

トークパートには東映の白倉伸一郎エグゼクティブ・プロデューサーも参戦。『ボルテスV レガシー』の感想を聞かれた堀江は「自分の演じた役が気になって(笑)」と言いつつも、「すごくリスペクトされていて、いいところがしっかりまとまっているんですよ」と大絶賛。劇中で流れるフィリピンの人気シンガーであるジュリー・アン・サン・ジョゼが日本語で歌う「ボルテスVの歌」についても「すごく歌を研究してくださっていたそうで、すごい素敵でした」とその歌声を褒めたたえていた。

白倉はフィリピンでの実写化について知ったときのことを聞かれ、「最初は嘘だと思った」と正直に回答。しかしパイロットフィルムを皮切りに制作途中の映像が次々に届くようになり「バカなの(笑)」と驚きの声を上げつも、その美術やCGの本気度に驚いたとのこと。フィリピンで放送されたTVシリーズについても、はじめに聞いていた80話から90話に増えたりと、想像の上をいく熱意に「何を聞いても一回呆れるところから入るんですよ。愛が大きすぎて受け止めきれない(笑)」と苦笑気味に語ってくれた。

そうしたボルテス愛を堀江はフィリピンを訪れたとき強く感じたそうで、空港は入国審査なしのフリーパス、車も白バイ先導で交通規制が実施されるなど、現地では「国賓は盛りすぎですけど、VIP待遇」で大歓迎されたそう。実際にフィリピンで堀江の歌う「ボルテスVの歌」は”第2の国歌”とも呼ばれ、日本語で3番まで歌える人が多いほど知名度を誇っているそうで、『ボルテスV』主題歌のオリジナルシンガーである堀江はどこに行っても「オー、ボルテス!」と声をかけられたとのこと。またライブでは「ボルテスVの歌」を歌った途端「ボルテス!」コールが巻き上がり、ずっとこの曲をリフレインし続けたりもしたそうで、「記者会見のときには記者のムチャ振りもあって10回ぐらい歌った(笑)」といった思い出話に客席は大笑いとなっていた。

【関連画像】「ボルテスVの歌」を熱唱する堀江美都子さんを見る!(画像22点)

そんな堀江の代表曲の一つである「ボルテスVの歌」は、まだ若手だった彼女がロボットアニメに主題歌を歌いたいと思っていたタイミングでオファーが来た楽曲だったらしく「お話しがきたときはメチャクチャ嬉しかったです」と当時を回想。女性がメインで歌うロボットアニメの主題歌は初らしく、堀江は「ボステスVの搭乗員に女性も子供もいるということで、みんなで一緒にというイメージで女性をメインボーカルにして、コーラスに子供合唱団を入れたと思っています。ロボットアニメソングというよりも賛歌みたいな曲に仕上がったと思っています」と曲について詳しく解説。自身にとってどんな存在なのかと聞かれると「一生私が歌い続ける限り歌う曲なんだろうと思うと、ずっと一緒という覚悟を決めました」とこの曲への熱い想いを口にしてくれた。

また『ボルテスV レガシー』の作品応援プロジェクトとしてクラウドファンディングが実施され、即日目標到達を達成したエンディング主題歌「父をもとめて」のカバーについても言及。この曲を歌った故・水木一郎と堀江はコンサートでお互いの曲をよく交換して歌っていたそうで、レコーディングはその延長といった気持ちがあったとのこと。収録当日は「アニキ(水木)が来て、『頑張れよ』とあたたかく包んでくれたような気がして、とてもいい歌が歌えましたし、歌い終わった後に『やるよ、この曲』と言ってくれたかなと思います」とコメント。アニソン不遇の時代から長きにわたって「子供たちに誠実に、絶対折れることなく、誇りをもって歌っていこう」と二人で励まし合った間柄だったそうで、「兄であり同志でした」と水木との思い出を語ってくれた。

そんな『ボルテスV』という作品だが、それ以降の東映作品の歴史にも大きな影響を与えたそうで、白倉は特撮の戦隊シリーズにもそのDNAが色濃く受け継がれているいった持論を展開。また作品としての魅力について尋ねられた白倉は「非の打ち所がないんですよね。たくさんロボットアニメはありますが、改めて見直してみるとものすごくよくできてる。ロボットのデザインもそうだし、敵味方の人間関係やストーリーもよく洗練されている名作だと思っています。そんな『ボルテスV』の価値に光があたるのは嬉しいことですし、自分自身にとっても再発見になりました」と回答。堀江も「フィリピンの方に50年の間にわたって愛してもらえたのは、やはり国民性もあるかもしれませんが家族愛が大きいのかなと思っていて。そういう伏線がしっかり描かれているところが心に響くのかなと思います。日本にはたくさんの作品があるので、新しい作品があると目移りしちゃう贅沢さがあったりすると思いますが、ぜひストレートかつシンプルに面白い『ボルテスV レガシー』を見ていただき、前のアニメ『ボルテスV』も見て好きになってくれたら嬉しいです」と推しポイントを語ってくれた。

ここで特別ゲストとしてミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使が登壇。劇場初公開となった瞬間に立ち会えたことを喜びつつ、挨拶では『ボルテスV』がフィリピン人にとって特別な存在であると紹介。また今作の日本上映については「両国の深い文化的繋がりと何十年にもわたって築いてきた友好関係を再認識させてくれる素晴らしいものです。『ボルテスV』がフィリピンで成功したように、ここ日本でも成功を収めることを確信しています」と、フィリピンと日本の友情に触れつつ、映画の成功に期待する言葉を述べてくれた。

マスコミ向けのフォトセッションでは、観客と一緒に堀江がポーズを決めながら力強く「レッツ・ボルトイン!」の掛け声を叫ぶ一幕も。最後に「10月18日に字幕版、吹替版とも公開となりますので、お知り合いの方とかにもおしらせいただいて、ぜひみなさんで盛り上げていただきたいと思います。よろしくお願いします!」と堀江がファンに向けてのメッセージを語りかけ、大きな拍手に包まれながらジャパンプレミア舞台挨拶は終了となった。
【関連記事】
・『ボルテスV レガシー』吹替声優&予告! 小林千晃・諏訪部順一出演
・映画『ボルテスV レガシー』公開記念! アニメ全話無料配信決定!
・【ボルテスV レガシー】大迫力で甦る “天空剣 Vの字斬り” ! ポスタービジュアル
・『ボルテスV レガシー』これがボアザン星のビーストファイターだ!
・『ボルテスV レガシー』映画10月日本公開決定! TOKYO MXでTV版も
アニメージュプラス

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ