【写真】笑顔で手を振る八木莉可子
竜星涼と八木莉可子が主演を務める10月5日(土)スタートの新ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の制作発表が9月21日に神奈川県内のスタジオで行われ、竜星、八木、及川光博、入山杏奈、徳井優が登壇した。
■きょうだいが日本最大級の特殊詐欺グループに潜入
本作は、日テレ系人気ドラマ「大病院占拠」(2023年)「新空港占拠」(2024年)「ボイス 110 緊急指令室」(2019年)のチームによるオリジナル作品。
貴一(竜星)と優貴(八木)の父親・貴司は、警察官として勤務中に何者かに殺害された。やがて、犯人が日本最大級の特殊詐欺組織“幻獣”の幹部である事を知り、兄と妹は父の仇を討つ決意をし、お互いの特技をいかしながら組織に潜入し巨悪と対峙する。
母を早くに亡くしているきょうだいにとってかけがえのない存在だった父の死で、すっかり笑顔を失ってしまった優貴のため、父の仇を誓った貴一は、警察を辞め、2人で犯人を捜し始める。ただ、手掛かりは手の甲の“鳳凰”のタトゥーだけだった。きょうだいはようやくある犯罪組織にたどり着くが、それはありとあらゆる詐欺を手掛け、推定被害額は120億以上の日本最大級の特殊詐欺グループ“幻獣”で、そのトップに君臨するのが“鳳凰”であった。きょうだいは“鳳凰”の正体を突き止めるため、身分を偽って“幻獣”に潜入。しかし、きょうだいの行く手には、一つ選択を誤れば命を失う極限の頭脳×心理バトルが待ち受ける。
■撮影現場は熱量が高く和気あいあい
竜星演じる“鳳凰”への復讐を企む貴一は、正義感と行動力を併せ持ち、何よりも妹のことを第一に考えている役柄。竜星は「全ての責任を自分で抱え込むような役柄です。毎日必死に汗をかきながらものすごい熱量で撮影しています」と語った。
ホワイトハッカーとしての腕が超一流の優貴を演じる八木は、「ドキドキハラハラが止まらない、一歩先も読めないような作品です。現場の皆さんはすごく仲が良くて優しくて和気あいあいと撮影しています」と物語の内容とは異なり明るい現場の様子を明かした。
神奈川県警・捜査二課刑事で、貴一と優貴の殺された父親と同期の入間慎之介を演じるのは及川。マイクを持つと「みんな元気?」と手を振ってあいさつし、「寝ぼけているときに台本を読んでいると、(役名の)“入間”を“人間”と読んでしまうんです。まずはそこを読み間違えないようにしたい」と暴露して笑いを誘った。
一人暮らしの高齢者で預金残高 5億円の岩木泰造を演じる徳井は、「今まではいい加減な人を演じることが多かったんですけど、今回はきちんとした大人を演じたいと思っております。台本読んで、一人暮らしで5億円も預金があるので、この人は詐欺グループに狙われるぞと思いました」と考察。
兄妹が潜入する特殊詐欺組織のハコ長(チームリーダー)・高津美波を演じる入山は、事前にプロデューサーにキャスティング理由を聞いたそうで、「凛としていて、人間としての弱みとかはあるけれど、部下たちに指示を出せる人間像が美波にあって。それにぴったりだと思ったと言っていただいたので、そんな美波に近づけるように役作りをしたいなと思っています」と意気込む。
■竜星涼、“妹”・八木莉可子に「兄としてとても大好き」
本作が初共演となる竜星と八木。八木の印象について竜星は「共演前のイメージより、10倍も20倍もチャーミングな方だったのが印象的です。現場でもものすごく笑ってくださいますし、変顔もいっぱいしてくださいます。スタッフさんたち含めみんなが八木さんの笑顔に助けられています」とコメント。
そんな竜星のことを八木は「笑わせてくださいます。お兄ちゃんみたいに気さくに接してくれて、現場を明るく引っ張ってくださる“みんなの兄ちゃん”だなと思います」と話すと、竜星は「皆さん書いてください!“みんなの兄ちゃん”って」と記者に呼び掛け、気に入った様子を見せた。
続いて、番組コピーにもある"バレたら一発、即ジ・エンド"にかけて、内緒にしていることを聞かれた竜星は、自身が一人っ子であると話し、本作のきょうだい愛を理解しようとスマホの待ち受け画面を八木にしていると明かした。「何も言わずに待ち受けにしてるのを八木さんに見られたら恥ずかしいので、八木さんに言って、自分で撮ったやつを待ち受けにさせてもらっています。僕がカメラを向けると変顔しかしないので、変顔の八木さんをずっと待ち受けにしてます。変顔の八木さんを見ると、『今日も頑張ろう』と思います。兄としてとても大好きです」と告白。
それを受けて八木は、「(役の)優貴と似てるところかもしれないんですけど、何かつんけんしちゃって、恥ずかしがって変顔とかムッてした顔をしちゃいます。からかわれているのかと思いました」と笑う。
一方、入山は「ご飯を食べてもおなかが空いてしまうので、おなかが鳴るのをバレないようにしています」と話すが、竜星から「バレてます(笑)」とツッコまれ、現場でもおなかが鳴ってしまったことを打ち明けていたことがあったという。
それに対して及川は「女性のおなかが鳴った場合は『(鳴らしたのは)自分だ』と言っちゃいます」とスマートなフォローの仕方を明かし、八木と入山は目を見合わせて「かっこいい!」と称賛していた。
◆撮影・取材・文=水沢あすみ
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