結婚をすれば、少なからず相手の両親と交流しなければならないこともあるでしょう。過ごしてきた環境が違うため、なかなか受け入れられない部分があってもおかしくありません。それでも上手く付き合っていくしかないもの。今回は、“唖然とした義両親の要求”について、女性たちに聞いてみました。
孫の名前を勝手に決めようとした
「妊娠後に夫の実家を訪れたときのこと。義父が1枚の紙を出してきて、“名前を考えてみた”と言うのです。紙には、生まれてくる子どもの名前候補と思われるものが、いくつか書いてありました。
夫の家は『尊』という文字をつけるのが習わしとなっているようで、すべての名前にその一文字がついていました。義父は“画数も悪くない”と言うんですが、やっぱり子どもの名前ぐらいは自分たちで決めたかったです」アイ(仮名)/29歳
家によって、出産や育児に関して決まりごとのようなものがある場合も。納得できる内容であれば良いですが、ルールを押し付けられてしまうと嫌になってしまいますね。
料理の味を自分好みに改良
「義両親が私たち夫婦の家に遊びに来たときです。夕食どきだったので、私が幾つか料理を作って振る舞いました。すると、それを食べた二人が、“ちょっと味が濃い”と。“次からはもう少し薄くして”と言うんです。
それだけでなく、“油っこい”だの“味付けはこうしたほうがいい”だの言い始め、挙句、キッチンに入って私の作った料理を改良し始めました……」ジュン(仮名)/32歳
味の好みにも差があり、口に合わないことがあるのもしょうがないでしょう。すべて義両親に合わせるわけにもいかないので、来たときだけ変えたり、テイクアウトを取ったりなど、臨機応変に対応していく必要があるのでしょうね。
誕生日も敬老の日もプレゼントを
「ある年の義母の誕生日。子どもが幼稚園にあがり、絵が描けるようになったので、義母の絵を描いて持って行くことに。私もちょっとしたプレゼントを用意して訪ねました。
義母はとても喜んでくれましたが、“1週間後も楽しみね”と言うのです。義母の誕生日は、敬老の日と1週間しか離れていません。私としてはまとめてお祝いしたつもりだったんですが……1週間後も祝わざるを得なくなり、面倒くさいなと思ってしまいました」ナナ(仮名)/33歳
誕生日とほかのお祝いごとの日にちが近ければ、まとめてしまうのも仕方ないことなのでしょう。本人から要求されてしまうと、面倒だと思われてもしょうがないのかもしれません。
習いごとの送迎
「義母が習いごとを始めることになり、その教室が私たち家族の住む家の方向でした。義母が“駅からバスを使うのがもったいない”と言うので、“車で送りましょうか”と私が声をかけたんです。
しかし、送ってしまうと、迎えにも行かなくてはなりません。さらに、送り迎えだけというのも冷たいように感じ、私たちの家に寄るように。そこで一緒に食事をすると、もう夜。そこから電車で帰すのも申し訳なくなり、結局はいつも車で義実家まで送っています」ハルミ(仮名)/35歳
義母が習いごとひとつするだけで、多くの時間が割かれてしまっているよう。負担が大きすぎるだけに、内心早くやめて欲しいと思っているかもしれません。
“妻が唖然とした義両親の要求”をご紹介しました。
義両親としては、良かれと思ってしていることもなかにはあるのでしょう。しかし、それが裏目に出ている場合も。上手く折り合いをつけていかないと、どんどん負担を抱え込むことになっていきそうです。
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文・塚田牧夫
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