【動画】イチローも感銘を受けた「ギャオスイムズ」全開…野球の“基本”を明かすギャオス内藤
9月17日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは新庄剛志とのコンビで“亀新フィーバー”と呼ばれる熱狂を巻き起こした亀山つとむと、2度目の登場となるギャオス内藤だ。レジェンド・イチローとの思い出に残る会話で、スタジオを盛り上げた。
■高校生時代に激励し、“ギャオスイズム”が入っている選手
最初のコーナーは“俺のベスト9”。ゲストが考える最強のベストナインを発表してもらう企画で、自分をメンバーに入れてベストナインをセレクトするのがルールだ。また選出できるのは、現役選手〜自分が現役時代にプレーしていたOB選手のみとなる。
内藤が選んだ1番はイチロー。実は内藤とイチローには意外な縁があるそうで、現役時代に愛知工業大学名電高等学校・通称“愛工大名電”の監督から選手たちを「激励をしてくれ」と頼まれたときのエピソードを話してくれた。未来ある高校生たちにあいさつした内藤だったのだが、実はそのなかにイチローがいたのだとか。そのときのことを振り返り、内藤は「イチロー、ギャオスイズム入ってる」と得意げに話す。
だが「ギャオスイムズ入ってる」は別段冗談ではないという。というのも、プロになったイチローが内藤との会話のなかで「内藤さん覚えてます?」と高校時代の話を持ち出してくれたのだ。「イチロー、俺はタメになったか?」と内藤が尋ねると、イチローは「タメになりました」と返答。先達として誇らしい気持ちが顔いっぱいに浮かんでいたが、「言わしちゃった」とお茶目にオチをつける内藤だった。
■内藤がビビりながらプレーをしていた選手
ギャオスが“俺のベスト9”で4番として名前を挙げたのは、原辰徳。内藤がプロ野球選手になって1番最初に他チームから声をかけた選手が原だったという。「53」のユニフォームを着ていた内藤に「内藤くん頑張れよ」と声をかけてくれたそうだ。
MCのビビる大木は「内藤さんも、自分がやっていたことはしてもらっていたことなんですね」と感心したようす。内藤は「そうなんですよ」と何度も言いながら大きく頷き、自分のことを全然知らないなかで声をかけてくれたことが「すごく嬉しかった」と当時を振り返っていた。
そんな内藤の話を聞いて、亀山は「珍しいタイプ」「そういう話は野手同士のエピソード」「投手その時間いませんから」とキレッキレのトークで内藤を追い込む。本来であればピッチャーがいないはずの時間に起きたエピソードに、「俺ウロウロしてたかな?」と笑いを誘う。
またのちに原と対戦したときの感想を聞かれた内藤は、「嬉しかったっすね〜」と笑顔に。しかし初登板で読売ジャイアンツとの試合に臨んだ内藤は、ネクストバッターボックスに控えている原に対して「原さん全然俺のこと見てない」と思いながら投げていたと暴露。何度目かわからない笑いがスタジオに響く。
しかし実際の対戦時には、「こっちはビビってた」と振り返る内藤。普段は130キロ代後半のスピードの球を投げる内藤だが、初登板のときは120キロ代のスピードだったという。足が震えてしまっていたらしく、“1年目はビビりながらのプレー”だったことを明かす。「職業間違えたなと本当に思った」と1年目を懐かしそうに振り返っていた。
■レジェンドが選ぶベストナイン
往年のレジェンドたちによって、選手それぞれの長所や短所が番組で語られることはあるかもしれない。しかしデビュー前から続く縁と、その後のやり取りがこぼれるのは「ダグアウト!!!」のホーム感が成せるワザだろう。
イチローを高校時代に激励し、何年もの時を経てプロ野球選手同士という立場で再会。その上でイチローから「覚えてます?」と声をかけられたというエピソードは、まさにドラマで描かれるシナリオのようだ。その後の「タメになりました」というやり取りも含めて、非常に感慨深い。
日本プロ野球界の裾野が広がった近・現代では、こうしたエピソードは希少なはず。自由なテーマで各人の思い出話を掘っていける「ダグアウト!!!」だけに、今後もこうしたエピソードをどんどん拾ってもらいたいものだ。
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