草川拓弥、高石あかり&伊澤彩織との共演は「現場で見ていてすごく興奮した」<ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!>

「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」に出演している草川拓弥/撮影=阿部岳人

草川拓弥、高石あかり&伊澤彩織との共演は「現場で見ていてすごく興奮した」<ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!>

9月25日(水) 7:00

「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」に出演している草川拓弥
【写真】クールな表情で銃を構える草川拓弥

高石あかりと伊澤彩織がW主演を務める水ドラ25「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(毎週水曜深夜1:00-1:30ほか、テレ東ほか)の第4話が9月25日(水)に放送される。(※第4話は深夜1:10から放送)

本作は、2021年に完全オリジナル作品として公開された、ヒットガール系アクションコメディー映画「ベイビーわるきゅーれ」を連続ドラマ化。殺し屋のちさと(高石)とまひろ(伊澤)のシェアハウスでのまったりとした日常と、本格的なアクションを完全オリジナルストーリーで描く。

WEBザテレビジョンでは、ドラマ前半で描かれる「風林火山」編で殺し屋協会きっての一大プロジェクト「風林火山」を仕切るプロジェクトマネジャー・夏目敬を演じている草川拓弥にインタビューを実施。ドラマの見どころや撮影エピソードなどを語ってもらった。

■“僕も負けてられないな”と思いました

――初めに、役柄の印象や脚本を読んだ感想を教えていただけますか?

今回の作品は、楽しみももちろんあったんですけど、プレッシャーがすごくありましたね。やっぱり阪元(裕吾)監督が作る“ベビわる”の世界観は、わりと個性が強いキャラが多いので、“僕も負けてられないな”と思いました。

脚本を読んでみた感想は、“(夏目は)かわいそうだな”と思いましたね(笑)。夏目はわりと板挟みな状況なので、見ている方も共感できるような部分があると思います。お仕事とかされていると、板挟みな状況ってあるじゃないですか(笑)。そんなものを僕も感じながら、夏目が狂っていく過程がすごく面白いなと思って読ませていただきました。

――最初は一番真っ当そうな印象がありましたよね。

そうですね。キャラ立ちや個性の強さみたいなものはもちろん大事にしていたんですけど、第4話からメインになってくる「カナリヤ製作所」という場所でのシーンは、夏目を中心に話が広がっていくことが多いので、“僕がブレちゃダメだな”と思って、どしっと構えてわりと遊ばないということを心掛けていました。

――「ベイビーわるきゅーれ」は第3弾まで映画が制作されていて、すでに作品のファンがたくさんいるかと思いますが、そこに新たに参加することへのプレッシャーなどはありましたか?また、実際に入ってみた印象はいかがでしたか?

そうですね。映画が第3弾までやられているので、“ベビわる”ファンの方々に夏目敬というキャラクターを気に入ってもらえるかな…と思いましたし、その部分でのプレッシャーももちろん感じていました。でも、実際に入ってみたらすごく温かい現場で…。今まで一緒に作品を作られてきたチームの団結力みたいなものを感じたので、ホーム感がすごくありました。

“ちさまひ”(高石、伊澤)のお二人と初めてご一緒したのは、第1話(9/4放送)の冷凍庫のシーンだったのですが、やっぱり“本物に会えた”っていう喜びがまずありました(笑)。二人にしか出せない、いい意味でのゆるさや、ゆるいけどピリピリ張りつめている空気感みたいなものがあるので、現場で見ていてすごく興奮しましたね。

ちなみに、初日に冷凍庫から出てくるシーンも撮影したのですが、特殊メイクでめちゃめちゃ凍ってる姿にしていただいたりして、なかなかこんな経験ないのですごく面白かったです。

【写真】クールな表情で銃を構える草川拓弥

■“これを僕がやるんだ”ってしびれましたね

――その第1話の登場シーンも衝撃的でしたが、ご自身の中で印象に残っているシーンはありますか?

第1話の凍らせられるシーンは、本当に大きな冷凍庫みたいなところで撮影しました。もちろん冷たくはないんですけど、スモークを使って冷凍庫っぽく見せたりしていて、中は結構怖かったです(笑)。真っ暗だし、スモークでよく見えないし、カットによっては閉じ込められている時間が長かったりして…。結構本当に怖かったですね(笑)。

――アクションシーンもあったと思いますが、いかがでしたか?

アクション練習をさせていただいて、練習する前に「こんな感じでやります」っていう映像が送られてきていたんですけど、本格的なアクションで。映像を見ていても“これを僕がやるんだ”ってしびれましたね。

今までの“ベビわる”の作品でも、アクションシーンはすごく丁寧に撮られているっていうお話を聞いていたので、実際の撮影もすごく丁寧に撮っていただいて。物語としては敵と戦うっていうシーンですが、相手の方との呼吸が合わないとアクションは成り立たないので、敵役の方とも細かいところまで話し合って撮影に臨みました。

――手応えとしてはいかがでしたか?

長い時間だったのでハードではあったんですけど、周りの方にも褒めていただけたのでよかったかなと思います。でも、正直僕のせいで撮影が押したんですよ。だから、押すごとにすごくプレッシャーを感じてましたね。“あぁ、ごめんなさい…”って思いながら(笑)。あとはつないでみないとどんなシーンになっているのか分からないので、僕もすごく楽しみです。

――今後もアクションに挑戦してみたいなと思いましたか?

機会をいただけるのであれば、ぜひやりたいですね。結構難しかったのですが、貴重な経験でしたし、もっとたくさんアクションをやってみたいなと思いました。もともとダンスをやっているのもあるし、体を動かすのは好きなので。

今回、伊澤さんと一緒に練習させていただく機会があったので、先生としてコツを教えていただいたりしました。伊澤さん自身もさらに難しいアクションをされていたので、“すごいなぁ”と思いながら見ていましたね。

――第2話(9/11放送)の「『無理なんだもん』ですまされるのは10代までですよ」というセリフも印象的でしたが、草川さんご自身はこのセリフには共感しましたか?

難しいですよね…。僕も本当にその立ち位置の人だなって。今の若い人たちって、すごいじゃないですか。肝が据わっているというか…。超特急というグループをやっていて、一番下の子が僕より10歳下なんです。もちろんみんないい子たちなんですけど、若い子たちがどう考えて、どう解釈して…というのを僕も考えながら接しなきゃいけないときもあるので。

かといって僕は、いわゆる先輩・後輩みたいないい意味での上下関係はすごく大事だなと思っている人間でもあるので、自分もすごく同じ状況というか…。脚本を読んでいて、すごく共感するところはたくさんありました。なのであのセリフは、共感はしたんですけど、僕自身はあまり強くは言えないな…という感じです。

――ちなみに、草川さんは最近毎クールのようにドラマに出演されていますが、超特急のメンバーから「あのドラマ見たよ」といったお話はされたりするんですか?

いや、全くしないですね。でも見てくれているらしいです。タカシとかは。

――それはどこで知ったんですか?

ファンから聞きました。タカシは個人のファンクラブで僕のドラマを実況しているらしいです。タカシは僕のファンで、そのことはファンにも知れ渡っているので(笑)。直接感想とかは言ってこないですけど、見てくれているのはうれしいですね。

草川拓弥

■いいキャラを演じることが多いので、本当に悪いキャラをやってみたい

――夏目のボスで全国2位の伝説の殺し屋・宮原幸雄を演じている本田博太郎さんとの共演はいかがでしたか?

この作品でこうしてご一緒できて、すごく貴重な体験だなと思いました。一緒のシーンが多かったのもあるのですが、実はカメラが回っていないところで一番しゃべっていたのが本田さんで。オフのときでも夏目と宮原の関係みたいなものを感じたいなと思っていたので、僕の中でも意識して、本田さんの隣にいたり、お話を聞いたりしていました。

本田さんの芝居の理念や、好きな映画などいろんなお話も聞けましたし、宮原と夏目の関係性の表現をどうしていこう、みたいなアドバイスもいただいたりしました。“なんて幸せな時間なんだ”と思いながら一緒に過ごさせていただきましたね。最終的に「夏目が草川くんでよかった」っておっしゃっていただいて、すごくうれしかったです。

――出演が発表された際には「山のほうにみんなで宿泊して撮影していた」といったコメントもされていましたが、合宿でのエピソードがあれば教えていただけますか?

すっごい朝早かったです(笑)。朝4時半スタートとかありましたね。もちろんその分終わるのが早い日もあったのですが、わりと朝から晩まで撮影して、みんなでホテルに帰って、また翌朝みんなで集合して…っていうのを1週間くらいやりました。僕は楽しかったですけどね。

――オフのときに温泉などには行かれましたか?

温泉は行ってないですね。撮影場所が静岡の御殿場の方だったのですが、御殿場に来て初日くらいに「カナリヤ」チームがみんな集合したんです。僕と確か本田さんはまだ夜まで撮影があったのですが、他の「カナリヤ」チームのメンバーと“ちさまひ”は僕らより先に撮影が終わったんですよ。それで、みんなで「さわやか」っていう有名なお店にハンバーグを食べに行ったらしくて。

次の日に「おいしかった~」って楽しそうに言っているのを見て、うらやましいなって思って、最終日かその前日ぐらいにマネジャーさんと行きました(笑)。おいしかったです!

――「殺し屋の役は挑戦してみたいジャンルでもあった」とコメントされていましたが、今後挑戦してみたい役はありますか?

よく聞かれるんですけど、あんまりないんですよね(笑)。いただいた役は基本的にやりたいと思っているので。でも、わりといいキャラを演じることが多いので、本当に悪いキャラをやってみたいですね。それこそ狂っちゃうような役もやってみたいですし、僕のファンが見たらトラウマになるような(笑)。イメージがガラッと変わるような役をやってみたいですね。あとは、スーツを着る役が多いので、スーツを着ない役をやりたいです(笑)。

――学生とか?

学生は見た目的に難しいかもですね(笑)。

――では最後に、第4話以降の見どころを教えてください。

第4話からいよいよ宮原がいる「カナリヤ製作所」という建物で一大プロジェクトを進めていくので、展開がまたガラッと変わってワクワクするような内容になっていると思います。第4話以降は夏目と宮原との関係性もより面白く立体的になっていくので、どんどん夏目がおかしくなっていく様を楽しみながら見てください。

「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」第4話より

■「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」第4話あらすじ

全国2位の伝説の殺し屋・宮原幸雄(本田)が率いる殺しの一大プロジェクト「風林火山」に招集され、10日間の合宿に強制参加させられることになってしまったちさと(高石)とまひろ(伊澤)。

プロジェクトマネジャーの夏目(草川)のほか、殺し屋専門脚本・演出家の桑原新之助(田島亮)、殺し屋銃器プランナーの武井聡子(天木じゅん)、殺し屋専属スタイリストの秋間敏夫(新名基浩)との集団生活が幕を開ける――!

※高石あかりの「高」はハシゴダカが正式表記


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