9月26日(木) 12:00
“スペインギター界の女王”と讃えられる名手マリア・エステル・グスマンの来日ツアーが今年も開催される。
スペイン・セビーリャの名門音楽家8代目として生まれたグスマンは、4歳でコンサートデビューを果たし、11歳でスペイン国営放送局主催の音楽コンクールで優勝。12歳の時には、同国の巨匠アンドレス・セゴビアにその演奏を讃えられるというギターの申し子ぶりを発揮してきた逸材だ。
スペイン国内外での活躍はもちろんだが、日本への想いはまさに格別。日本語も使いこなすマリア・エステル自身も、毎回の来日公演を楽しみにしている熱烈な親日家だ。今回の日本ツアーにおいても、特別な思いを込めた素晴らしいステージによってファンに幸せなひと時をもたらすに違いない。
今回の来日公演の注目は、スペインの詩人、フアン・ラモン・ヒメネスによる散文詩集「プラテーロとわたし」に、同時代の作曲家、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)がギターソロの音楽をつけた同名の名曲だ。
来日ツアーにおいては、この名曲のギターソロ(抜粋)が楽しめるほか、盟友高木洋子(ピアノ)とのアランフェス協奏曲(10月4日/横浜サルビアホール)など、ギターとピアノのDUOの魅力を活かしたバラエティに富んだプログラムも楽しみだ。
「親愛なる友、そしてギターファンの皆様。いつも暖かく私を迎えてくれる優しさに、心からのお礼を申し上げます。再び皆様のもとに出かけますが、私にとってはいつも初めて日本を訪れた時の気持ちで臨んでいます。私がギターから紡ぎ出す音を皆様と共有し、私のささやかな魂と精神を皆様の心に届けることができたら大きな喜びです。また皆様にお会いできることを喜び、今回の旅が特別なものになることを願っております。(マリア・グスマン)」
『ギターの女王』マリア・エステル・グスマン
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2432816
10月4日(金) 18:00開演
横浜市鶴見区民文化センターサルビアホール(3F 音楽ホール)
出演:マリア・エステル・グスマン/高木洋子
10月11日(金) 17:30開演
音楽サロンAria
出演:マリア・エステル・グスマン/手塚健旨/ギターカルテット《アルカンヘル》
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2432757
10月12日(土) 14:30開演
大田区民プラザ 小ホール
出演:マリア・エステル・グスマン/ギターアンサンブル”カンパニージャ”