【写真】この日も美脚を披露してくれた森高千里
森高千里が10月2日、3日に神奈川・KT Zepp Yokohamaでコンサートを行い、全国ツアーをスタートさせた。
■前回のツアーからセットリストを一新し、新たなステージに挑む
今回のツアータイトルは、年齢との語呂合わせから「レッツ・ゴォーゴォー!ツアー」。12月19日(木)の大阪まで、6都市のZeppで計12公演を予定している。
2023年6月から2024年7月まで「今度はモアベターよ!」と題したツアーを、38会場で38公演を開催していた森高。ここから3カ月のインターバルでセットリストを一新し、新たなステージに挑んでいる。
■一体感のある熱いステージを展開
KT Zepp Yokohama公演は、ツアー名通りにイケイケの演出が続く“攻め”の選曲で、1曲目は1987年の2ndシングル「オーバーヒート・ナイト」。ファンには意外な幕明けとなったようで、約1200人の観客はイントロから総立ちに。18歳だったころのように「私を誘って」「私にキスして」などの刺激的なせりふまで再現すると、客席から大歓声が上がる。
さらに「A君の悲劇」「今度私どこか連れて行ってくださいよ」と、“学園祭の女王”と呼ばれ大学をツアーしていた、1990年前後の曲を次々と繰り出す森高。ファンのテンションも当時と変わらず、森高と共に振りを合わせ、掛け声や合いの手を入れるなど、一体感を見せる。
感激しきりの森高は、「こんなにたくさん集まってくれて、ありがとうございます。うれしいです」と笑顔。「私が55歳なのでゴォーゴォー!という感じで。ツアータイトルに負けないように、いきなりアタマからゴォーゴォー!という感じでやってみました。同い年の人は私よりも、もっと盛り上がってくださいね」と呼び掛ける。
森高は結婚、出産を経て2013年、本格的にライブ活動を再開。以降、精力的にステージに立ってきたが、コロナ禍でツアーは2020年6月から延期、中止。2022年6月に栃木・足利で再スタートしたが、マスク着用のファンは声援を送ってもいいのかどうか戸惑い、複雑な思いは舞台上で森高にも伝わっていた。
それが一転、再び熱い「CHISATO」コールを何度も浴びてライブアーティストの本能もよみがえっている森高。「あのころは、どうしても普通じゃないというか。ライブの楽しみの要素である、一緒に体動かしたりとか、一緒に口ずさんだりとか、声掛けたりとかができないっていうもどかしさがありました。なので、すごく楽しかった」と、本来の醍醐味(だいごみ)を思い出した前回のツアーを振り返る。
年を重ねてツアーへの向き合い方も変化しており、「20代のときにはできなかった、コンサート会場の街を見たり、その街の方々と話をしたり、観光地に行ったり、ご当地の食べ物を食べたりするようなことを味わいながらのライブツアーができている」と、ステージだけではない楽しみ方も増えていることを明かす。
森高が訪れ、SNSなどで紹介した場所はファンの間で聖地化され、町おこしに生かす地方自治体も。KT Zepp Yokohamaでの公演は1年7カ月ぶりで、会場限定の演出もあり、ご当地ソング「YOKOHAMA ONE NIGHT」を歌った他、ご当地新名物を紹介すると、ハマっ子ファンは大喜び。
また今回、ツアー開幕ならではのハプニングも。左手小指を負傷したため、人気曲「渡良瀬橋」の間奏でリコーダーを吹く定番の演出を回避。バンドメンバーが代理でピアニカを吹くと、温かい拍手に包まれる。
森高は「私がリコーダーを吹いたときは、いつもこんなに拍手してくれたっけ?」とジョーク混じりに問い掛けた後、「今度、私もピアニカでやってみようかな~」と笑い、ファンは「やってやって、やって~」と返す。
「雨」「テリヤキ・バーガー」「17才」など、23曲のうち19曲は、森高が20歳前後だったころの楽曲。自己申告で67歳から35歳の男女の観客は約2時間50分間、終始総立ちで、森高は「ずっと立ってくれて大丈夫でした?大声を出して、発散して元気になっていただけたら。私もライブをやればやるだけ元気になります。皆さんの声援を聞くことが私の元気になるんです」とあいさつ。
さらに、2025年以降の計画について「決まっていないけど、やるでしょうね…ライブしかないんです、私。自分で楽しんでやっている。それが皆さんに伝わってくれれば、私自身の元気になるんです」と笑顔を振りまく。
なお、今回のツアーグッズには石川県名物「ゴーゴーカレー」とコラボしたレトルト商品も登場。開幕日にはライブBlu-ray/DVD「『今度はモアベターよ!』2023-24』がリリース。完全生産限定のBOXセットには、森高史上初のアクリルスタンド2体が付いて話題に。
ステージ上から森高がファンに「作ってほしいって言うから作りましたが…でも、どうやって使うの?」と質問。場内からは「旅行などにも持って歩き、旅先で(森高の全身アクリルスタンドも)映り込むように写メを撮る」といった回答も聞かれた。
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