クオリティーは、障がい者の就労支援が加わるアパレルブランド「ANNOUN(アンノウン)」の新作展示会「ANNOUN 2024FALL COLLECTION EXHIBITION」を、埼玉県草加市にある「アトリエ・アンノウン」で10月12日(土)・13日(日)に開催する。

障がい者の作品にデザインを加え商品化する「ANNOUN」

「ANNOUN」は、障がいをもった人々が描き出すアート作品に、未知の可能性を感じ、インスピレーションを受け、描かれた絵画を原画としてANNOUNデザイナーがデザインを付加した製品を展開している。

障がいを持った人が描き出す作品の潜在的感性を最大化すべく、あえてデザインを付加し、様々なアイテムとして商品化させる取り組みは、障がいを持った人や手助けが必要な人達に理想的な労働環境を提供することに役立っているそう。

また、こうした取り組みは、彼らの作品を世に広め、自立・希望・生きがいを導き、未知の現実を開いていく事を目指した、今までにない障がい者の社会参画の形態とも言えるだろう。

「Moment」がテーマの新作発表、アート絵画の展示も

2024FALL COLLECTIONのテーマは「Moment」。“何かを実行しようと決意した瞬間に、何だってできる”という理念のもと、環境や動物、人の共生、社会における私たちのポジションでできること、障がいがある・ないではなく、「その瞬間を」ファッションを通して表現した。

自然や動物をモチーフとする個性あふれる原画をもとに、ガーデンに蝶々や鳥が飛んでいる風景をイメージしたグラフィックや、

ANNOUN定番のベアモチーフのグラフィックアイテム、

ランチバッグや買い物袋など小物アイテムも充実している。

また、「ANNOUN 2024FALL COLLECTION EXHIBITION」では、アート絵画も多く展示し、約100点の作品を発表する個性あふれる原画とデザインで、ANNOUNの新たな世界感を表現する。

会場は「アトリエ・アンノウン」

「ANNOUN 2024FALL COLLECTION EXHIBITION」の会場は、アート・デザイン・支援が融合した就労継続支援B型事業所「アトリエ・アンノウン」。絵画が好きな障がい者がANNOUN専任のアーティストとして所属し、ANNOUNの原画を描くことを仕事とする事業所で、5年前に運営を開始し、現在4事業所を展開している。

「アトリエ・アンノウン」では、今までにない「好きなこと・やりたいことを就労にできる環境」を提供し、バックグラウンドのANNOUNとの連携で、絵画のセンスや技術の選定をすることはない。一般的な障害者就労支援事業や美術製作などの支援事業所との違いを明確化し、障がい者が将来の希望・可能性を育む事ができる新しい仕組みを実現している。

なお、「ANNOUN」の収益は、この「アトリエ・アンノウン」より、事業所に所属する障がいをもった人々に工賃(給与)として直接還元されている。

この機会に、障がい者が描いた絵から生まれた「ANNOUN」のアイテムを手にしてみては。

■ANNOUN 2024FALL COLLECTIN EXHIBITION
日時：10月12日(土)・13日(日) 11:00〜17:00
場所：アトリエ・アンノウンⅢ草加 展示ブース
住所：埼玉県草加市八幡町1283-4

ANNOUN公式サイト：https://announ.jp

(Higuchi)

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