10月4日(金) 12:00
串田和美の新作舞台『ガード下のオイディプス −スフィンクスの謎解き–』が、2024年10月18日(金) から28日(月) に東京・すみだパークシアター倉で上演される。このたび、串田和美に加え、本作に出演する大空ゆうひのコメントが到着した。
本作は、数々のヒット作を生み出し、日本の演劇界を牽引してきた串田が、自身が探し求める演劇活動「自由劇場」を再開するため始動した「フライングシアター自由劇場」の第4作目として上演される。ソポクレス『オイディプス王』にインスピレーションを得た作品で、古代ギリシア、戦後の日本、今を舞台に、男性6人、女性2人の8人の演者で『オイディプス王』に出てくる様々な役とともに、コロスや大道芸人を全員で演じ、歌や生演奏も取り入れて物語が展開する。
出演は大空ゆうひ、串田和美のほかに、現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』では清少納言の父としての出演も記憶に新しい大森博史、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍するさとうこうじ、声楽家としても活動し、数々のミュージカルにも出演する俳優・山野靖博、2021年より俳優活動を開始し、急躍進を続けている串田十二夜、5歳より新体操を始め、その身体能力を生かして俳優として活動する大野明香音、伝説のバンド・ボガンボスのメンバーで、串田作品では音楽劇『もっと泣いてよフラッパー』やコクーン歌舞伎『切られの与三』でも音楽を担当したDr.kyOn、そして、カンパニーを先導する串田和美が名を連ねた。
キービジュアルは回顧展も記憶に新しい、日本を代表するイラストレーター宇野亞喜良が手がけている。
■串田和美 コメント
この作品はもちろんソポクレス原作の『オイディプス王』が大元になっているが、串田が新たに大幅に改作し、オイディプス幼少期のエピソードや、ひとり流浪の旅に出ること、スフィンクスの謎解きの場など、さらに実際の母イオカステとの場などを加え、それらを大道芸人たちが、倉庫の中で、歌や滑稽な会話を交えながら演じる、21世紀の視点から2500年以前と、1000年先の人類を見据える、滑稽で深刻な音楽劇です。
■大空ゆうひ コメント
自分の感覚のアンテナをピンピンに張ったり、緩めて柔らかい感性を総動員させたり、稽古が終わるとアタマから湯気が出そうな稽古場での日々です。
昨年、別の座組でイオカステ役を演じたこともあり、今回は新しい目線で彼女を見つめることが面白い。8人で創る『ガード下のオイディプス』見たことのないオイディプスになるはず。
ぜひ観にいらして下さい。シアター倉にてお待ちしています!
<公演情報>
『ガード下のオイディプス −スフィンクスの謎解き–』
作・演出・美術:串田和美
音楽:Dr.kyOn
【キャスト】
大空ゆうひ
大森博史
さとうこうじ
山野靖博
串田十二夜
大野明香音
Dr.kyOn
串田和美
日程:2024年10月18日(金)〜10月28日(月)
会場:東京・すみだパークシアター倉