マ・ドンソク主演の大ヒットクライムアクションシリーズ最新作『犯罪都市 PUNISHMENT』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9月27日、新宿ピカデリーにて開催され、前作『犯罪都市 NO WAY OUT』(23)で「犯罪都市」ファミリーの仲間入りを果たした青木崇高が緊急登壇。ヴィラン役、ヤクザのリキの衣装を身につけクールに登場し、シリーズやマ・ドンソクの魅力をたっぷりと語った。
【写真を見る】サングラス&スーツがキマってる!シリーズ第3弾『犯罪都市 NO WAY OUT』(23)でヴィラン役、リキを演じた青木崇高。マ・ドンソクがシナリオの原案、企画、制作、主演までを務め、世界中のファンから熱い支持を獲得し続けている「犯罪都市」シリーズ。シリーズ第4弾となる本作は今年4月に韓国で公開されると、シリーズ史上最高のオープニング成績を記録した。
最新作の日本公開にあたり「なにかしらやらせてほしい!」と本作の宣伝担当に自分で電話をかけたという青木。「連絡した数日後、“広報を手伝ってくれてありがとう”というメッセージが来ました」とマ・ドンソクとの交流がずっと続いていることも明かしニッコリ。本シリーズは、一度出演するとみんなファミリーになるそうで、韓国でも前作の試写会の場にシリーズ第1弾、第2弾の出演者が駆けつけ、「シリーズ3弾、ファイティン(がんばれ)!」と応援してくれたそう。「作品も関わるスタッフ、キャストもみんな最高。プロモーションに参加したくなる気持ち、わかりますよね?」との青木の問いかけに、会場に集まったシリーズファンは割れんばかりの拍手で気持ちを伝えていた。
マ・ドンソクを“兄さん”と呼んでいるという青木。最新作のポスターを覗き込み、「小ボケもかますし、すごく楽しいクマさん」と微笑みかける。前作の現場ではとても快適に撮影ができたそうで、プロデューサーとしてのマ・ドンソクの気配り、手厚いサポートに改めて感謝する場面もあった。マブリーと呼ばれ世界中の人に愛されているマ・ドンソク。愛される理由については「キティちゃんにハマったりしていて(笑)。そういうところがマブリーと呼ばれる所以かも」とかわいらしさと強さとさまざまな魅力があり、そのギャップに惹かれるとも話していた。
前作のオファー時を振り返り「ヴィランとして参加するにあたって、アクションでカッコ悪かったら終わり、とも思っていたのですが、撮影が終わる頃には杞憂だったなって感じて。選んでくれた時点で(スタッフ、キャスト全員が)僕をファミリーだと思ってくれていた。みんなで一緒にいいものを作るんだという姿勢が見えるし、そういう姿勢に心を打たれました」と人気シリーズを生み出すチームの一体感を語る青木の表情からは、撮影現場の充実度が手に取るように伝わってきていた。
前3作でアクション演出を務めたホ・ミョンヘンが最新作ではメガホンをとっている。ホ・ミョンヘン監督との思い出について「自分で言うのもなんだけど…」と前置きし、「アクションは結構、絶賛されました」とニヤリ。本作の撮影現場には、その瞬間のベストで撮るという考えや姿勢が根付いているとし、いいものを作るためなら「変更に躊躇がない。撮影ってなんらかのアクシデントがつきものだけど、どんな状況でもベストを尽くすという姿勢があります」と、みんなが状況に応じて最高のものを生み出そうとする気持ちを持っていると力を込めていた。
撮影現場ではお弁当ではなくケータリングで食事が提供されるそうで、「ホットミールが食べられる。だけど僕にはTOO HOTで…」と韓国らしい辛い料理が多かったと話した青木。「辛いものは好きだけど、韓国の方たちの辛いはちょっと違う(笑)。僕には撮影に影響が出てしまうくらい辛すぎたので、“リキスペシャル”というお子様ランチのようなものを作ってもらっていました」と報告した青木は、ヴィラン役がお子様ランチというギャップを指摘され、恥ずかしそうにする場面もあった。
イベントでは観客にマ・ドンソクらのサイン入りポスターが抽選で2名に贈られる場面も。当選者の番号を2枚引く予定が3枚手にしていた青木は、自身で保管していた前作のポスター(マ・ドンソクらのサイン入り)に自身のサインも添えて、追加で1名にプレゼントするというサプライズを発表。予定されていなかった青木の粋なサービスに観客も大喜びしていた。
マ・ドンソクは日本の観客が喜んでくれること願っているとし、今後8作までの制作が決定していると噂されるシリーズは「最新作のたびに応援したい!します!」と宣言。「また登壇させてください!」と公開初日に映画館に駆けつけたシリーズのファンにお願いする青木に、会場からは大きな拍手と共に、「ぜひお願いします!」との声も飛んでいた。
取材・文/タナカシノブ
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