世界的大ヒット作『ワンダー君は太陽』(17)のもう1つの物語『ホワイトバードはじまりのワンダー』が12月6日(金)より公開される。このたび10月28日(月)~11月6日(水)の10日間で開催される第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門への出品が決まり、日本最速上映されることが決定。あわせて新場面写真10枚が解禁された。
【写真を見る】少女時代のサラ(アリエラ・グレイザー)と同級生の少年ジュリアン(オーランド・シュワート)との心ときめく名シーン
ベストセラー小説「ワンダー」を映画化し、世界興行収入320億円超え(※2018年映画公開当時のレート換算)のスーパーヒットを記録した『ワンダー君は太陽』。本作では、普通ではない見た目で生まれてきた10歳の少年オギーが初めて飛び出した学校という社会の厳しさにつぶされそうになりながらも、家族からの深い愛を糧に強く明るく前へ進む姿が描かれている。小さな一歩が世界を変えることを教えてくれた心温まるストーリーに、誰もが応援せずにはいられなかったはず。
その後、小説「ワンダー」の作者R・J・パラシオが、「ワンダー」のアナザーストーリー「ホワイトバード」を書き上げた。主人公の1人は前作でオギーをいじめた少年ジュリアン。もう1人の主人公は、ジュリアンのおばあちゃん、サラ。本作は、孫の行く先を心配したサラが希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという物語だ。
サラ役に『クィーン』(06)でアカデミー賞主演女優賞を受賞した名優ヘレン・ミレン。前作で問題児だったジュリアン役には前作よりブライス・ガイザーが続投。そのほか、アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワートや、エミー賞に2回輝いた経歴を誇るジリアン・アンダーソンらが脇を固める。監督は『チョコレート』(01)、『ネバーランド』(04)、『007/慰めの報酬』(08)、『プーと大人になった僕』(18)など、スタジオや独立系を問わず、業界屈指の才能を発揮し、さまざまな規模やジャンルの作品でメガホンをとるマーク・フォースターだ。
また第37回東京国際映画祭は、昨年掲げたミッション「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」に基づき、開催される。ナビゲーターには、映画のフィールドで活躍を続け世界を股にかける菊地凛子が就任し、初日のオープニングセレモニーは東京宝塚劇場で行われる模様。2021年から始まった「ガラ・セレクション」部門では、世界の国際映画祭で話題となった作品や、国際的に知られる巨匠の最新作、本国で大ヒットしたエンタメ作品など、映画祭を盛り上げるにふさわしい作品を上映している。なお、本作『ホワイトバードはじまりのワンダー』は、本映画祭での上映がジャパン・プレミアとなる。
文/山崎伸子
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