前回からの続き。私は30代後半の、会社員として働くタマキです。同僚のワカナちゃんとは、仕事仲間ではあるのですが、年齢も近くてとても話しやすく、私としては砕けた会話のできる学生時代の友人のような存在に思っていました。しかしそんなワカナちゃんから突然避けられるようになってしまい、なんだかモヤモヤ。同期に聞いても理由がわかりませんでした。そこで私は、意を決してワカナちゃん本人に直撃。少しおどけて聞いてみましたが、返事は「別に」という冷たいひと言だけ。私は余計に戸惑ってしまいました。
ワカナちゃんに理由を聞いた日から、ワカナちゃんの私に対する態度はさらに冷たくなりました。しかし業務上の話はきちんとするため、上司に掛け合うこともできません。モヤモヤを抱えながら日々を過ごしていたある日、実家の母からLINEがありました。
せっかくなので、母とノゾミにワカナちゃんの話を聞いてもらうことにしました。母に同調してもらえたことで、私は勢いに乗ってワカナちゃんへの不満を一気に喋りました。母は穏やかに話を締めくくろうとしています。こうして私は母に話を聞いてもらったことで、多少気持ちが満たされた気分になっていったのでした。
実家へ行くと、母がお土産を用意してくれていました。ありがたくはあるのですが、温泉に行くといつもこのお土産。私がそれをイジると、母は少し困ったように笑っていました。
話の流れで私はワカナちゃんの態度について愚痴を発散。母が何も反論せず聞いてくれたので、私はいい気分で話していました。こうして話せば話すほど、ワカナちゃんの態度はとても非常識に思えてきます。
母のおかげで「やっぱり悪いのはワカナちゃんだよね」と思うことができ、私は満足していました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・吉田ぱんだ編集・みやび
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