綾瀬はるかが主演を務める森井勇佑監督最新作『ルート29』(11月8日公開)。このたび、本作が第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式招待されたことが発表された。
【写真を見る】綾瀬はるかが初めて東京国際映画祭に登壇することに
『こちらあみ子』(22)で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井が、中尾太一の詩「ルート29、解放」からインスピレーションを受けて作った本作。舞台となる姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1ヶ月旅して脚本を完成させた。他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボ(綾瀬)が、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間が描かれていく。ハル役は『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。さらに、市川実日子、高良健吾、原田琥之佑、河井青葉、渡辺美佐子ら、演技と存在感に定評のある実力派キャストたちが集結した。
このたび、10月28日(月)から11月6日(水)まで、日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区にて開催される第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に本作が正式招待された。綾瀬、大沢、森井監督が10月28日(月)のレッドカーペットイベント、11月1日(金)の上映に登壇する予定となっている。
また、今回の発表にあわせ、綾瀬演じるトンボのさまざまな表情を収めた場面写真も解禁となった。笑顔を封印し、旅の途中で不思議な世界に迷い込んでいくトンボ役の綾瀬には、試写を鑑賞した映画評論家やライター陣からも「新境地を開拓している」との声が多く聞こえる。オファー時を振り返り綾瀬は「次の作品は、縁を感じるものや運命を感じるものをやりたいとずっと思っていました」と述懐。加えて監督の前作『こちらあみ子』が大好きだったこともあり出演を快諾したという。
綾瀬は同世代の監督とどのような新境地を切り拓いたのだろうか?綾瀬にとって初の東京国際映画祭登壇にもぜひ注目してほしい。
文/鈴木レイヤ
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