10月第1週の北米映画市場の興行成績は、低調な結果に終わりました。週末3日間の興行収入ランキングでは、「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描いた大ヒット作「ジョーカー」の続編「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」(ワーナー・ブラザース)が首位を獲得。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女性リー役で、レディー・ガガが新たに参加しました。
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【動画】「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」予告編
理不尽な世の中で社会への反逆者として祭り上げられたジョーカーの前に、リーという謎めいた女性が現れます。やがてジョーカーの是非が問われる裁判が全世界へ中継され、ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散。やがて、世界を巻き込む新たな事件が起こります。ブレンダン・グリーソンが、ジョーカーが収監されているアーカム州立病院の看守ジャッキー役、キャサリン・キーナーがジョーカーの弁護士メリーアン役、スティーブ・クーガンがジョーカーに独占取材を行うインタビュアーのパディ役で共演。週末3日間で、興収4000万ドルを記録しました。
先週首位だったドリームワークス・アニメーションのSFアニメ「野生の島のロズ」(ユニバーサル)は、2位に。週末3日間で、興収1870万ドルをあげ、累計興収は6300万ドルを突破。今週は拡大公開が予定されており、間もなく製作費7800万ドルを超えるとみられています。
ホラー系You Tuberのサム・ゴルバッハとコルビー・ブロックによるミステリードキュメンタリー「Sam and Colby: The Legends of the Paranormal(原題)」は、6位に初登場。ふたりが砂漠にある謎めいた牧場という心霊スポットを探索するという内容。シネマークの劇場の300カ所に満たないスクリーンで1週間限定上映され、週末3日間で興収170万ドルをあげました。
「ワンダー君は太陽」の原作者R・J・パラシオが同作のアナザーストーリーとして執筆した小説を映画化した「ホワイトバードはじまりのワンダー」(ライオンズゲート)は、7位デビュー。前作で主人公オギーをいじめ、学校を退学処分になった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)のもとに、パリから祖母サラ(ヘレン・ミレン)が訪ねてきます。孫の行く末を心配するサラは、1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人少女として過ごした思い出を語ります。マーク・フォースター監督(「プーと大人になった僕」)がメガホンをとり、週末3日間で興収150万ドルを記録しました。
【作品情報】
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ジョーカーフォリ・ア・ドゥ
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