10月7日(月) 16:15
ステアーズは、外出に不安を感じるすべての人が気軽に出かけられる社会を目指して、「MinQ(みんきゅ〜)プロジェクト」を始動。9月27日(金)〜12月14日(土)の期間、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施しており、公開初日で支援総額100万円を突破した。
また、ユニバーサルツーリズムについて描かれた絵本『ほんとうにだいじょうぶ?』も出版。今後はMinQシンポジウムの開催なども予定している。
「MinQプロジェクト」について
「MinQ」とは、「みんなの休日」とクエスチョンの「Q」をかけ合わせた言葉。「MinQプロジェクト」では、誰もが気軽に外出や旅行を楽しめる社会を実現するために、年齢・障害に関係なく誰もが外に出たくなる社会を目指し課題を見つけて解決していくことをミッションとしている。
主な活動内容は、ユニバーサルツーリズムに特化した情報の発信、多様な「仲間」が繋がり合うコミュニティの運営だ。
プロジェクトリーダーは、寺田真弓さん。ユニバーサルツーリズム絵本作家であり、ステアーズの代表取締役でもある。寺田さんは、脳性まひで車椅子ユーザーの夫・ユースケさんと子どもと3人で暮らし、登録者数9.6万人のYouTubeチャンネル「寺田家TV」を運営。「障害・福祉」を 軸に動画制作・イベント運営・講演なども行っている。
このたび始動した「MinQプロジェクト」は、クラウドファンディング公開初日で支援総額100万円を突破。好調な初速は、ミッション「外出に不安を感じるすべての人が、気軽におでかけ・旅行ができる社会を創りたい!」に多くの人が共感している証だと受け止めているという。
クラウドファンディングでのリターンとしては、コミュニティサポーター会員権や、寺田さんらとのランチ会参加権、コンテンツ制作会議の参加権などを用意している。
『ほんとうにだいじょうぶ?』出版
また、9月27日(金)には、寺田さんの絵本作家デビュー作『ほんとうにだいじょうぶ?』が、物語のアトリエより出版された。
同作は、これまで一度も遠出をしたことのなかった車いすユーザーの主人公が、友人たちに熱心に誘われて、迷いながらも生まれて初めての「旅」に出る物語。アクティビティの舞台は、ユニバーサルツーリズムを推進している実際の観光地だ。
また、世界中の人たちとこの物語を共有できるよう、日本語・中国語・韓国語・英語・ポルトガル語の5言語を併記。小さな子どもから高齢者まで幅広い層が楽しめる作品だ。
なお、同作は、クラウドファンディングのリターンにもなっている。
MinQシンポジウムなど開催「MinQプロジェクト」では、11月7日(木)に、SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター サークルホールにてMinQシンポジウムを開催。参加費は無料で、出入りは自由だ。
同シンポジウムでは、ユニバーサルツーリズムの現状や今後の展望について、各分野の専門家が事例を交えて紹介する。
また、10月16日(水)には、長野県庁にて記者会見を行う予定。寺田さんが登壇し、MinQプロジェクト立ち上げや今後の活動、長野県内のユニバーサルツーリズムの取り組み事例について紹介する。
このほか、各所調整中のイベントの予定もいくつかあるようだ。
ユニバーサルツーリズムを推進する「MinQプロジェクト」に注目したい。
■ほんとうにだいじょうぶ?
文:寺田真弓
絵:森のくじら
出版社:物語のアトリエ
■MinQシンポジウム
日時:11月7日(木)18:00~21:00 ※開場17:45
会場:SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター サークルホール
住所:東京都渋谷区神宮前1-1-10
参加費:無料 ※出入り自由
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:外出に不安を感じるすべての人が、気軽におでかけ・旅行ができる社会を創りたい!
(Higuchi)