2023年にゴジラ70周年を記念して製作され、日本では興行収入76億円を超える大ヒットとなった『ゴジラ-1.0』。日本に留まることなく世界中で大ヒットを記録し、第96回アカデミー賞では、邦画、アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞した。そんな話題作が、早くも11月1日(金)の金曜ロードショーにて、本編ノーカットで地上波初放送される。それに向けてこのたび、神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督からコメントが届いた。
【写真を見る】11月2日(土)19時から放送のモノクロバージョン『ゴジラ−1.0/C』
第二次世界大戦末期、敷島浩一少尉(神木)は特攻に出撃するものの、大戸島に不時着する。その夜、島民に呉爾羅と呼ばれる全高15mの恐竜のような謎の巨大生物が基地を襲撃。敷島を残し、隊は壊滅してしまう。戦争によってなにもかも失い、焼け野原となった東京。空襲で両親を失ったことを知った敷島は、1人さまよっていたところ、赤ん坊を抱えた女性、大石典子(浜辺)と出会う。なんとか仕事を探し出し、3人で共同生活をしていくなかで、敷島は毎晩悪夢にうなされ、生き残ったことに帰還兵としてのの苦しみを感じていた。
戦争を生き延びた人々が日本復興を目指すなか、追い打ちをかけるかのように、巨大生物ゴジラが出現、東京に上陸する。本作では戦後、焦土と化した日本で「政府も頼れない、武器も弾薬もない状況で、いかにしてゴジラと戦うか?」という、民間人たちのゴジラ討伐に向けた挑戦が、ドラマチックに描かれる。また、戦争を引きずり、多くのものを失ってもなお強く生きていこうとする人々を捉えた人間ドラマも映しだされている。
なお、特設ページでは、山崎監督への質問を募集中。『ゴジラ−1.0』製作中の裏話や、監督がこだわったシーンなど、山崎監督に聞いてみたい質問を受け付けている(10月31日正午まで)。山崎監督の回答は「ゴジラ」X公式アカウントより投稿されるので、事前にフォローをしておこう。
なお、10月26日(土)19時には『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』が、10月31日(木)深夜25時29分(※関東ローカルにて放送)には、ゴジラVS 山崎貴監督ドキュメンタリー『映画監督 山崎貴の世界~少年は夢を追い続ける~』(以前放送されたもの)が、11月2日(土)19時にはモノクロバージョン『ゴジラ−1.0/C』が放送予定なので、そちらもチェックしてほしい!
■<キャスト、スタッフコメント>
●神木隆之介(敷島浩一役)
「海軍航空隊で実戦も行わないまま特攻隊に入れられ、機体の故障を偽り戻ってきた男、敷島浩一を演じました。不器用で無骨、しかしその中に人を見捨てられないという優しさを持った人間です。典子という人と出会いモノクロだった彼の人生がじんわり彩りを取り戻していきますが、ゴジラが出現し人生は絶望へと向かっていきます。彼が背負った、背負わざるを得なかった想いを自分なりに噛み砕き、戦争とゴジラへの絶望と典子への希望を表現できるように頑張って演じたつもりです。山崎貴監督率いる白組の皆様が作り出すゴジラ、VFXが大きな見どころだと思います。ゴジラが現実世界に居るんだと信じさせてくれるVFXです。特に海でのシーンは、水の表現が圧巻で唯一無二なシーンになっていますので、ぜひ金曜ロードショーでご覧ください!」
●浜辺美波(大石典子役)
「このたび『ゴジラ-1.0』が金曜ロードショーにて放送していただけること、とても感謝しています。また、たくさんの方に観ていただける日を迎えるのが今から楽しみです。私が演じた大石典子という女性は、戦争で全てが焼けてしまった東京で、唯一の守るべきものを抱きしめて、強く必死に生きている女性です。あらがって生き抜けば、その先がきっとある、そう心に願っています。戦後の日本が更なる絶望に襲われ、どう立ち向かっていくのか、テレビの前で見届けていただけると嬉しいです。『ゴジラ-1.0』で描かれるゴジラの衝撃をおうちでも是非楽しんでくださいね」
●山崎貴(監督)
「ついに『ゴジラ-1.0』が地上波で観てもらえるということに喜んでいます。それもいままでの僕の様々な作品を放送してくださった金曜ロードショーであることも感慨深いものがあります。怪獣映画だからって食わず嫌いしていた人たちにも、ぜひ観てほしいですし、地上波での放送は気軽に観てもらえる絶好の機会ですので、このチャンスにたくさんの怪獣映画ファン(特にお子さん)が新たに生まれてくれるといいなと思っています。僕も最初の怪獣映画との出会いはテレビでの放映でした。あのときの光景に似たシーンが日本中のご家庭で繰り広げられると思うと楽しみでなりません」
文/山崎伸子
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