9月19日(木) 14:00
クリストファー・ノーランが脚本と監督を務めた映画『オッペンハイマー』の4K Ultra HD & Blu-ray、Blu-ray & DVDが、今月発売された。本作は劇場公開時にヒットを記録したが、映画制作発表から日本公開後まで話題の尽きない作品だった。
2021年秋、海外メディアが、ノーラン監督が新作に着手したと報じた。“原爆の父”と呼ばれる理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーを題材にした映画だという。2022年7月末にティーザー予告編が公開。その後も次々と新情報が報道される。10月にはノーラン作品に繰り返し出演してきたキリアン・マーフィがオッペンハイマー役だと報じられ、キャストにエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニーJr.の名前があがる。
全米公開時には同時期公開の大ヒット作『バービー』と合わせて“バーベンハイマー”と呼ばれたPhoto:AFLO観客の期待と予想が膨らむ中、2023年4月26日(現地時間)に、全米劇場所有者協会が行うラインナップ発表会“シネマコン”にノーラン監督が登場。新作のフッテージを上映し、プレゼンテーションを実施。少しずつ情報が明らかになる中、7月13日(現地時間)にロンドンでプレミアが行われ、ついに作品が披露された。
ロンドンプレミアにはノーラン、キリアン・マーフィをはじめとする豪華キャストが集結したPhoto:AFLO7月21日(現地時間)に全米公開がスタート。着実に動員を増やした本作は、全世界で9億5000万ドルを超える興行収入を記録し、実在の人物を描いた伝記映画作品として、歴代1位の成績をおさめた。
そして、2023年12月7日、2024年の日本公開決定が発表になり、年が明け、本作が各映画賞を席巻する中、日本での公開日が3月29日に決定した。
第81回ゴールデングローブ賞、第76回全米監督組合賞、第77回英国アカデミー賞など主要な映画賞に続いて、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など7部門を受賞。
本作への注目が最高潮になる中、3月29日に日本での公開がスタート。初日3日間で23万人を超える観客が本作を目撃し、その後も動員を伸ばし続けた。
日本でもついに劇場公開にPhoto:AFLOそしてついに9月4日に4K Ultra HD & Blu-ray、Blu-ray & DVDが発売に。自宅で何度でも本編を楽しめるだけでなく、3時間超の特典映像には作品のメイキング映像、ノーラン監督らが作品について語る討論会の映像、そして作品が扱うオッペンハイマー本人の迫るドキュメンタリーも収録されている。
本作は長期間にわたって注目を集め、公開後も話題を集めたが、今回のソフト発売を機にさらに深い議論が巻き起こりそうだ。
<リリース情報>
『オッペンハイマー』
デジタル販売中4K UHD、Blu-ray & DVD発売中
※アウターケース(Oリング)仕様
2024年9月25日(水) デジタルレンタル開始
【特典映像】
■現代の物語:メイキング・オブ・「オッペンハイマー」
1. 我は死なり
2. 先覚者たち
3. マンハッタン計画
4. 神は細部に宿る
5. この世界に生きる
6. 音楽は聴けるか?
7. 奇跡を起こす
■フィルムの革新:「オッペンハイマー」における65ミリモノクロフィルム
■ミート・ザ・プレス:「オッペンハイマー」Q&A
■戦争のない世界へ:オッペンハイマーと原子爆弾
■予告編集
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