【写真】サクラを“奪還”すべく再びタッグを組んだロゼとアッシュ
「コードギアス 奪還のロゼ」の第10話「紫瀾 -Purple Surf-」が8月23日に配信された。第10話では、ラスボスであるノーランド(CV:安元洋貴)の正体と目的が明かされ、物語はクライマックスへと突入した。(以下、ネタバレを含みます)
■いよいよ“最終幕”へと突入
同作は、5月10日より全4幕形式で劇場上映されてきた「コードギアス」シリーズ最新作を全12話のシリーズ作品としてディズニープラスのスターで配信するもので、シリーズ前作の「コードギアス復活のルルーシュ」のその後の世界を舞台に、新たな主人公・ロゼ(CV:天崎滉平)とアッシュ(CV:古川慎)の2人の兄弟による「奪還」の物語を描く。これまでのシリーズ同様、作り込まれた世界観と予想を裏切るストーリー展開、スタイリッシュなロボットアクションが満載で、劇場で鑑賞したシリーズファンからも絶賛を集めている。
第10話では、ノーランドが送り出した無差別殺戮兵器・ロキが世界各国を猛襲。敵の正体が分からない黒の騎士団は総力戦で対抗する。無差別な攻撃にネオ・ブリタニア軍以外の第3の勢力を疑うロゼとアッシュは、サクヤ(CV:上田麗奈)になりすまして皇帝となっているサクラ(CV:上田二役)を助けるべく皇宮へ急ぐ。また、黒の騎士団・八戸基地にもロキが襲来し、団員たちの命を狙う。そこに和平交渉のため来訪していたナラ(CV:内山夕実)もナイトメアフレームに乗って助太刀する。
皇宮の建物を壊して侵入してきたロキから逃げていたサクラは、キャサリン(CV:東山奈央)の協力を得て外へと通じるルートを進む。一方、破壊された皇宮を目の当たりにして愕然(がくぜん)とするロゼとアッシュ。ロゼがサクラを捜しているとアッシュがノーランドの部屋を見つけ、2人で押し入ることに。だが、中には誰もおらず、隠し通路の入口が開いており、室内にはロキのデータが映った画面がそのままにしてあった。地下に進もうとしていると、部屋の入口からアーノルド(CV:斉藤壮馬)が姿を現し、アッシュに1対1の勝負をけしかけてくる。アッシュはロゼを先に行かせ、アーノルドの勝負を受けることに。
■ノーランドの意外な正体が明らかに
隠し通路から地下へ降りる階段を進んだロゼは、ナイトメアに乗り込もうとするノーランドを発見。すかさずサクヤの声でギアスをかけようと試みるが、対策を講じられており効かない。ロキを作った目的を尋ねるロゼに、ノーランドは「人間の駆除」と答えて仮面を外す。ノーランドの素顔を見たロゼは目を見張り、「シャルルおじいさま…?」と絶句。ノーランドは自身が第98代ブリタニア皇帝・シャルルのクローンで、シャルルの頭脳を移し替えるための器として作られたこと、だがシャルルが先に死亡したため自分が遺されたこと、全人類の抹殺が目的であることを明かす。
ノーランドの正体と目的が明かされ、これまで過度に冷徹だった理由も判明するなど、ちりばめられていた数々の謎の真相が判明し、物語は最終局面へ。
既に劇場で最終幕を鑑賞したファンからは「迫力満点」「コードギアスらしい終わり方だった」「まさに正統派コードギアス」といった声もSNSなどに上がっているが、残り2話でロゼとアッシュは平穏な日々を“奪還”できるのか、期待が高まる。
◆文=原田健
※天崎滉平の「崎」はタツサキが正式表記
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