糖尿病黄斑浮腫と緑内障に関する都民講座11月21日、都医学研が参加者募集
東京都医学総合研究所(東京都世田谷区)は、11月21日に都民講座「楽しい世界を一生見続けるために ~糖尿病黄斑浮腫の最新治療と緑内障の基礎研究~」を開催すると発表、参加者を募集している。
講演は、(1)徳島大学大学院医歯薬学研究部眼科学分野の三田村佳典教授による「糖尿病黄斑浮腫の検査・治療の進歩」(2)都医学研の原田高幸・参事研究員による「医学研で行われている緑内障の基礎研究」―の二つ。
糖尿病の合併症の一つである「糖尿病網膜症」のうち、特に網膜の中心部分の黄斑にむくみが起こる「糖尿病黄斑浮腫」は、近年、検査機器や治療が飛躍的に進歩したという。講演(1)で光干渉断層計などの新しい検査手法や、抗血管内皮増殖因子療法などの最新の治療法について解説する。
また、日本では失明する原因として緑内障が最も多く、眼圧を下げることが唯一の治療法だが、これだけでは十分な治療効果が得られない人も多い。都医学研は、緑内障のモデル動物を利用した網膜の保護や視神経の再生に関する研究を行っていることから、講演(2)で最新の成果を紹介する、としている。
定員は600人で、都医学研講堂が100人、オンラインが500人。事前申し込みが必要で先着順。参加料は無料。申し込みは往復はがきかメールで受け付ける。締め切りは11月14日(必着)。
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