【写真】役衣装で登場した高地優吾

SixTONESの高地優吾が10月3日、舞台「Come Blow Your Horn〜ボクの独立宣言〜」初日前会見に共演の忍成修吾、岡本玲、松井愛莉、高岡早紀、羽場裕一と共に出席。デビュー前とデビュー後の変化を明かした。

■高地優吾、作品を通して「新しい自分に出会いました」

本作は、小粋なセリフとハートフルな作風で日本でも人気が高い、アメリカを代表する劇作家ニール・サイモンが3年半の歳月をかけて完成させたブロードウェイのデビュー作「Come Blow Your Horn」を原作とした作品。控えめで自分に自信がなく内気な弟バディ(高地)と、プレイボーイで独身生活を謳歌する兄アラン(忍成)。兄弟二人の対照的な性格や行動が劇の後半に入れ替り笑いを呼ぶというニール・サイモンらしい作品となっている。

本作が舞台単独初主演となる高地は、「正直、最初は僕で大丈夫かなって不安でした」と気持ちを吐露。続けて「でも本を読ませてもらったときに、本を読んでいるだけでめっちゃおもしろいと思ったので、『お話がおもしろいから大丈夫だろう』って。本に支えられる部分がすごく大きかったです。そこに頼ってがんばろうと思いました」と述懐した。

セリフ量が多い役柄でもあるが、高地は「日常会話のところもあってスムーズに出るところもあれば、ニール・サイモンの言葉遊びも入っているので、そこがちょっと難しかったです」と振り返りつつ「セリフを入れるのも楽しかったです。どちらかというと、インプットしてアウトプットするときに自分の思い通りにできなかった方が苦しかったです」と語る。

役との共通点について話す場面で、高地は台本を読んだときは前半の内気なバディを演じる方が得意だと思ったが、実は後半の“お調子者”バディの方が得意だったと告白。「役的には、お調子者になってからの方がギアがすごく入りやすかったです」と明かし、「新しい自分に出会いました」と演じたことで得た変化をかみしめた。


■デビューしてからの変化は「支えてくれる大人の数」

“人生が変わった”というストーリーにちなみ、デビュー前とデビュー後での変化を聞かれると、高地は「いっぱい変わったんですけど、やっぱり支えてくれる大人の数ですかね」と告白。

「デビュー前は自分たちで『こういうことやりたいよね』って言っても、やっぱり実現するのはなかなか大変でした。今はサポートしてくれる大人の方がすごく増えて、『こうやったらいいんじゃない？』とアドバイスをくれる方がとても増えました」と明かした。

舞台への思いを高地は「正直言って、映像系をそこまでやりたいという人ではなくて」と前置きし「こうやって稽古を積んで新しい自分の引き出しを出せたり、稽古段階を踏んでステージに立つのが好きなので、舞台は毎年やりたいなという思いがあります」と語った。

※「高」は正式には「はしごだか」

◆取材・文＝山田果奈映




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