9月19日(木) 6:00
日が沈み、夜のとばりが下りたころ、背中が大きく開いたワンピース姿の妖艶な女性が手慣れた様子で機械式の駐車場を開錠していた。彼女は乗ってきた車を格納すると、マンション内へと入っていく――。
女性は女優・斉藤由貴(58)。手には花束を2つ持っていたが、この日、9月10日は彼女の58歳の誕生日だったのだ。
「うちのマンションで斉藤さんをときどきお見かけするのです。マンション内の駐車場も借りているようですし、転居されてきたのかもしれません」
横浜市内のマンション住人からそのような情報を本誌がキャッチしたのは最近のこと。
だが取材の結果、そのマンションは斉藤の“新居”ではなく、横浜市内でクリニックを開業している60代の医師・T氏が住んでいることがわかった。
斉藤とT氏は浅からぬ間柄だった。スポーツ紙芸能デスクはこう語る。
「斉藤さんとT氏のW不倫が発覚したのは’17年のことでした。『週刊文春』が、斉藤さんの借りているマンションに、週に何度もT氏が訪問していることなどを報じたのです。斉藤さんも当初は関係を否定していましたが、『FLASH』が2人のキス写真を掲載し、不倫関係を認めざるをえなかったのです」
さらに『FLASH』が、斉藤のものと思われる白い下着をT氏が被っている写真を報じたことで、波紋は広がり、斉藤は出演予定だったNHK大河ドラマ『西郷どん』を降板する事態に追い込まれた。
「いっぽうのT氏は、不倫が発覚したことで離婚しています。所有していた不動産を前妻に財産分与したのです。
2人は関係の解消を発表しましたが、T氏がかなりの痛手をこうむったにもかかわらず、斉藤さんとの縁を完全には切ることができなかったのは、故・尾崎豊さんや川﨑麻世(61)らとも不倫が報じられてきた彼女の“魔性”ゆえだったのでしょうか……」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
不倫報道から6年後の’23年11月、『週刊文春』により、斉藤がT氏のクリニックの前で泣き叫び、警察も出動する騒ぎがあったことが事細かに報じられた。
「しかし斉藤さんは、『週刊文春』の直撃取材に対して、『本当にあの時にたまたま偶然会っただけなんです』『泣いてしまったからといって関係が続いていたと言われるのは、とても不本意です』などと、T氏との交際が続いていることに関しては完全否定していました」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
■離婚の可能性について斉藤を直撃したが…
当時、斉藤の所属事務所も『週刊文春』の取材に対して次のように回答していた。
《T氏とお会いすることについて(斉藤は)ご家族に報告していると聞いています。2017年以降、(T氏と)お付き合いはしておりません》
前出のスポーツ紙芸能デスクによれば、
「斉藤さんの長女も女優としてデビューし、連続テレビ小説『ちむどんどん』にも出演しました。長女の活動に影響を及ぼさないためにも、斉藤さんとしては全力で交際を否定せざるをえなかったのでしょう」
だが本誌の取材によれば斉藤はT氏との不倫をいまも続けており、自宅とT氏のマンションでいわば“二重生活”を送っていたのだ。
誕生日の翌朝、T氏がクリニックへ車で出勤していくと、ほどなくして斉藤もマンションから現れ、同じ市内にある自宅へと帰っていった。
夜に恋人のもとへ忍んで通うことを“夜這い”という。夫や娘たちは、誕生日も家族とは過ごさず、セクシーな装いで夜に外出し、朝帰りをする斉藤に対してどんな思いを抱いているのか。
「“黙認”と言えば聞こえはいいですが、ご家族も斉藤さんの行動については諦めていて、何も言えないようです」(斉藤の仕事関係者)
三重県に住む、斉藤の夫の母は昨年、『週刊文春』の直撃取材に対してこう答えていた。
「たぶん結論を出すのは息子の考えがまとまった時。(結婚生活が)このままでいくことはないと思います」
前出のスポーツ紙芸能デスクはこう続ける。
「斉藤さんには3人のお子さんがいますが、第3子の次女は今年11月に20歳の誕生日を迎えます。“離婚に踏み切るとすれば、その後ではないか”と語る関係者もいます」
本誌は斉藤本人に、T氏との交際や夫との離婚について直撃取材を試みたが、彼女は何も語ろうとしなかった……。
昨年2月にWEB上で配信されたインタビューで、斉藤は50代の心境についてこう語っていた。
《ふと気が付くと私にはもう時間が意外とないなぁ、って考えるようになりました。(略)昔からなんでもずるずると後回しにする悪いクセがあって。友達にかける電話一本も後回しにして忘れちゃう。それって本当にもったいないですよね。だから、やりたいことを後回しにするのだけはやめることにしました。食べたいと思ったらすぐに食べる、会いたいなって思う人には会って、自分の正直な気持ちは伝える…。シンプルだけどすごく大切なことです》(「マネー現代」’23年2月23日配信)
あくまでも“自分の気持ちに正直に”、それが“魔性の女”であり続ける原動力なのか。