「当たって砕けろ」から目標へ日大の隅内雅人、マスターズへの挑戦は“準”地元から

日大の隅内雅人が逆転を狙う(撮影:岩本芳弘)

「当たって砕けろ」から目標へ日大の隅内雅人、マスターズへの挑戦は“準”地元から

10月6日(日) 12:03

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<アジア太平洋アマチュアゴルフ選手権最終日◇6日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7217ヤード・パー70>

高校3年生で大会に初出場を果たして5位に入り、今回が2回目の出場。日大2年の隅内雅人が、逆転優勝を狙う位置で第3ラウンドを終えた。優勝者に与えられる「マスターズ」、「全英オープン」の切符を目指していく。



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茨城県出身でジュニア時代から存在感は抜群。高校2年時にはプロトーナメントで最年少ホールインワンを記録も打ち立てた。昨年はJGAナショナルチームのメンバーにも入り、海外試合にも出場して腕を磨いた。

2年前の本大会はタイ開催。ここで5位タイに入った。当時は「勝てばマスターズ(出場)というのは知っていたけど、チャレンジャーというか当たって砕けろという感じでした」と、無我夢中の上位フィニッシュ。成長した今は、「1回目より気合が入っている」と、目標も変わってくる。

意気込んで臨んだ今大会では初日から悪天候に見舞われ、進行が大幅にずれ込む中、第1ラウンド(R)、第2Rと伸ばしきれず。それでも日曜の朝までかかった第3Rで2つ伸ばし、上位戦線に顔を出した。

舞台の太平洋クラブ御殿場コースは、ラウンド経験があるなじみのコース。日大ゴルフ部の活動拠点でもある三島から目と鼻の先だ。「何回か練習をさせていただいているコースですし、ここは地元みたいな感じなので」と気負いはない。日本人選手10人全員が予選通過を果たしたことからも、国際大会では地の利は大事。隅内にとっては、誰よりもホームの戦いといえる。

とはいえ、予選ラウンドはドライバーの曲がりに苦戦。「アイアンがいいだけに、もったいないボギーが多すぎ」と悔やまれる滑り出しとなった。土曜日までに消化したのは第3Rの10番まで。初日から11コのバーディを量産したが、たしかにボギー、ダブルボギーが響いているといえる。それでも第3Rの前半は3バーディ・1ボギー。盛り返しの兆しは十分見えた。

好きな選手は「ウィンダム・クラークです」とシブいチョイス。2023年の「全米オープン」を制覇してはいるが、多くの選手が憧れるローリー・マキロイ(北アイルランド)といった大御所というわけではない。「ああいうスイングをする人が好き。ああいう球を打ちたいな、と」。どちらかといえば職人肌で、きっちり仕事をするタイプ。ドカーンとぶっ放すゴルフよりも手堅くアイアンで攻めていくのが信条だ。

運命のファイナルラウンドで逆転、そして海外メジャーへ。好きな選手と同じ舞台に立つために勝負をかける。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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