【第1話】から読む。
前回からの続き。私はエナミ、小学5年生。パパとママとの3人暮らしです。近所にはイトコのサワも住んでいます。サワとは1歳差ということもあり、とっても仲良し。学校でもよく話すし、家に帰ってからお互いの家でもよく遊びます。ママ同士も仲が良くて、私がサイズアウトして着られなくなった服や、使わなくなった学用品などをサワにあげることもよくあるみたいです。私が使っていたものをサワが大切にしてくれていると、私もうれしくなります。
帰ってからママに怒りましたが、ママは「子ども同士なんだからいいじゃない」「ちゃんと洗濯したんだから」と的外れなことばかり。あまりに見当違いな答えばかりで、私は思わず自分の部屋に閉じこもってしまいました。
その後、夜にパパとママが話しているのが聞こえてきて、ママは反省している様子でした。
翌日家に帰ってくると、ママは戻ってきた水着を手にしながらあやまってくれたのです。きっとママも悪気があったわけではなかったのでしょう。しかし私にも私の気持ちがあります。これからは互いに話し合いながら、嫌なことはちゃんと伝えておきたいと思います。
サワから「お下がりでエナミの水着が回ってきたよ」と言われたときには、本当にびっくりしてしまいました。
もちろん考え方が人それぞれなのはわかっているつもりなのですが、私にとっては水着は下着と同じようなもの。そもそも他人にあげるようなものではないと思うのです。
ママは私が文句を言ってもピンときていない様子でしたが、パパと話してから私の気持ちをわかってくれたようです。
これからは人にお下がりをあげるときは、私の気持ちを確認してくれるとうれしいなと思います。
原案・編集部脚本・motte作画・魚師編集・塚田萌
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