10月6日(日) 16:15
建築家の上林剛典(かんばやし・ごうすけ)氏が代表取締役を務める「PLAT(プラット)」は、10月6日(日)、駒沢公園に隣接するエリアにクロワッサン専門店『PLAT』をオープンする。
『PLAT』は、建築家の上林氏が、2019年4月に三軒茶屋にオープン。本業である建築事務所のアトリエにお店を併設することによって、建築家として建物を完成させて終了ではなく、実際に建物が使われる中で得られるフィードバックを、常にインプットすることを目的とした実験的な試みとして運営されてきた。その中で、本格的なクロワッサン専門店として高い評価を得ることができたという。
今回、その進化系として駒沢公園に隣接したエリアへ移転することになった『PLAT』は、テイクアウトがメインだった三軒茶屋からスケールアップ。一貫して空間と商品のクオリティーにこだわっている。
焼き上がりの時間を知らせることでなるべく焼き立てを提供できるような工夫をすること、クロワッサン専門店の隣にシームレスな建築事務所を構えることによって、建築と食が同時にまちにひらかれることを変わらず意識しているという。
三軒茶屋では道に面して構えていた店舗は、駒沢公園ではファサード部分にテラス席を設置した。アプローチを設け、まちとお店の間をつくり、そこでも寛げる居場所をつくった。
また、店内にはイートインスペースを常設。まちからテラスを通って室内にいく導線によって、来店する人々の気持ちが高揚する空間づくりを意識しているという。
では、商品をチェックしていこう。
とびきり美味しくて、どこまでも自由なクロワッサン。こだわったのは美しく幾重にもなる層が生み出すさくっもちっとした食感。国産石臼挽粉をブレンドし、少量のハチミツときび砂糖のみを甘味として使用することで、小麦本来の優しい甘みとバターの深いこくが際立つ生地を生み出している。アトリエ兼店舗に整然と並ぶ個性豊かなクロワッサン達には”自由な発想でクロワッサンを楽しんで欲しい”そんな思いがこめられているという。
クロワッサンだけではなく、バケットやカンパーニュなどのハード系から、
プラントベースのドーナツやサンドウィッチ、焼き菓子やスープなど品数を追加。
ドリンクもコーヒーに加えて11時からはクラフトビールも用意。モーニングやランチタイムにも満足できるメニューを揃えている。
上林剛典氏は、1989年兵庫県生まれ。2018年「PLAT」を設立。都内にてまちにひらいた建築設計事務所として小さなクロワッサン専門店を始める。お店をひらくという実践的なスタディを通して、都市に必要な居場所とはなにかを考え、店舗設計や住宅設計に還元する設計を試みる。一級建築士で、2023年日本空間デザイン賞、FRAME AWARDS 2024 HOTEL OF THE YEAR SHORTLISTED(TOP6)の受賞経験を持つ。
上林氏は、「PLATは、建築家上林剛典とパン教室を主催していた須藤慧により2018年に設立され、三軒茶屋にてまちにひらいた建築設計事務所として小さなクロワッサン専門店を営んできました。お店をひらくという実践的なスタディを通して、都市に必要な居場所とはなにかを考え、空間としてアップデートしていく必要がでてきました。その折に、駒沢公園に隣接しつつ静な住宅街に位置し、私たちが目指すべき空間表現ができる八雲のこの場所に出会いました。
誰しもが立ち寄れるリビングルームのような場所を作っていきたいと考えております。みなさまに とって特別であり、至って普通の場所になりますように」とコメントしている。
この機会に、『PLAT』に足を運び、こだわりの空間で食事を楽しんでみては。
■PLAT
営業時間:8:00~18:00
住所:東京都目黒区八雲5丁目19-7 たか乃羽マンション1F
https://store.plat-inc.com/
(ソルトピーチ)