10月6日(日) 19:00
ユーティリティ部門においてはピンの『G430』が約2年間、ほとんどの週において週間売り上げランキングトップになっている。超ロングセラーになっている要因について、ヴィクトリアゴルフ宇都宮細谷店の鈴木博志さんに聞いた。
今季2勝の鈴木愛も、『ツアークロム』のカーボンシャフト採用の『G430』UTを入れたセッティングだった【写真】
「今年発売したモデルではキャロウェイの『パラダイム Ai SMOKE』のユーティリティも人気がありますが、ピンの『G430』は常に安定して売れ続けています。ピンは他のメーカーと違って発売直後にドカンと売れる感じではなくて、ずっと売れ続けるのが特徴。この前も22度の『G430』を購入した人がいましたが、一緒にラウンドした人に打たせてもらったことがきっかけでお店に来たそうです。ピンのユーティリティはクチコミや、仲間内の評判によっても売上げを伸ばしています。ロフト別だと22度、26度が人気です」
性能に対する評価は?
「打球が上がりやすくて、とにかく曲がらない。飛距離というよりも、やさしいという点が一番評価されています」
シャフトラインナップにも人気の要因があると語る。
「今、ほとんどのメーカーはカーボンシャフトとスチールシャフトが1種類ずつ。しかし、ピンは価格が変わらない標準推奨シャフトとしてカーボンシャフトが3モデル、スチールシャフトが6モデルあります(※スチールはダイナミックゴールド EX ツアーイシューのみプラス2200円)。特にカーボンシャフトで80グラム台の『ツアークロム』があるのが珍しい。この重量帯のカーボンだとアスリートゴルファーからも需要があるので、かなり幅広いゴルファーに対応できます」
他店舗の担当者にも話を聞くと、ピンの『ツアークロム』はドライバーやフェアウェイウッドでも評価が高いシャフト。ドライバーからの流れで、ユーティリティを『ツアークロム』にする人も多いようだ。
【ユーティリティ売り上げランキングトップ3】
1位ピンG430
2位ダンロップゼクシオ13
3位ダンロップゼクシオ13 レディス
※データ提供:矢野経済研究所、9月23日~9月29日のデータ
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