【第1話】から読む。
前回からの続き。私(エマ)は夫(ユウイチ)と保育園児の息子(ナオキ、2歳)の3人で暮らしています。結婚当初から義母が定期的に、親戚が作っているというお米を送ってきてくれます。ただ虫がニガテな私にとって、小さな虫が無数に混じっているお米を食べるのは苦痛でしかありません。しかし「自分で買ったお米を食べたい」と言うと夫は「うちをバカにしているのか」と激怒。私はなんとか夫にバレずに、別のお米を食べる方法がないかと考えます。
まとめて炊いて冷凍しておけばわからないだろうと思ったのですが……。色の違いで気づいた夫は「オレに対する侮辱だ」と抗議。お米を別々にする作戦は失敗に終わりました。こうなったら義母に直接言って断るしかありません。
思いのほかあっさりと、義母は虫入りのお米を送るのをやめてくれました。最初からこうすればよかったのかもしれません。ナオキも美味しいお米をパクパク食べるようになりました。しかしそんな平穏な日々は長くはつづかず……。
「お前、米への執着がひどいぞ。ちょっとおかしいって」夫はそう言いますが、私からすれば、何がなんでも虫入りのお米を食べさせようとする夫の方がおかしいです。私は本気で離婚を考えはじめているのに、夫はそれすらも気づいていません。笑って軽くあしらわれ、私はもう我慢の限界でした。
お米をめぐる夫とのケンカについては、実は以前からたびたび私の両親にも話してきました。虫がニガテな私を知っている両親はどちらかというと私に同情的です。少し落ち着いて考えようと思い、私は息子を連れていったん実家へ帰ることにしました。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・rollingdell作画・うーにゃ編集・井伊テレ子
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