大谷は9月24日時点で53本塁打を放ち、ドジャースのシーズン最多本塁打記録を更新。自身初のポストシーズンの戦いへ挑む
■大谷翔平にまつわるジンクスも発見!
米大統領選と北米四大プロスポーツにまつわるジンクスといえば、NFLの「レッドスキンズの法則」が有名だ。
これはワシントン・レッドスキンズ(現ワシントン・コマンダーズ)が、米大統領選の投票日前最後の本拠地での試合に勝てば現職与党候補者が当選し、負ければ野党候補者が当選するというもので、1936年以降、高確率で的中させてきた強力ジンクスである。
大谷翔平(ドジャース)の超人的な活躍で連日話題のMLBにも、米大統領選にまつわるジンクスがあったら盛り上がるのに......。
というわけで、週プレジンクス取材班が徹底調査したところ、米大統領選の直前に行なわれるMLBのワールドシリーズにおいて、興味深い法則を発見した!
●直近4回連続でナ・リーグ勢がワールドシリーズを制覇している
2008年はフィリーズ、2012年はジャイアンツ、2016年はカブス、2020年はドジャースと4年連続でナ・リーグ勢が勝利。
"ヤギの呪い"を打ち破って108年ぶりに頂点に立ったカブス、名門ながら32年間も世界一から遠ざかっていたドジャースなど、悲願の優勝を達成したチームが並ぶ。
今年もナ・リーグ勢が優勢だとすると、自身初のポストシーズン進出を決めた大谷翔平率いるドジャースの行く末が気になるところだが、4年ぶり8回目の栄冠を目指すドジャースには、米大統領選にまつわる不思議なジンクスが存在する。
2020年に32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースのロバーツ監督。今年は4年ぶり8回目の栄冠を目指す
●ドジャースは過去2回、米大統領選イヤーにワールドシリーズを制覇したが、いずれも「副大統領経験者」が当選している
1988年には共和党のジョージ・H・W・ブッシュが勝利し、2020年には民主党のジョー・バイデンが勝利しているが、ふたりには「副大統領経験者」という共通点がある(ブッシュはロナルド・レーガンの下で8年間、バイデンはバラク・オバマの下で8年間務めていた)。
今年のワールドシリーズをドジャースが制覇し、この法則が発動するなら、現職副大統領として出馬する民主党のカマラ・ハリスに軍配が上がるのかもしれない。
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最後に、大谷にまつわるジンクスを紹介したい。
●ドジャースの選手が米大統領選イヤーに本塁打王、もしくはMVPを獲得したことは過去4回あるが、いずれも「共和党」が勝利している
今年の大谷はドジャース移籍1年目ながら球団のシーズン最多本塁打記録を更新し、「50-50」も軽々と達成するなど、球史に残る大活躍を続けている。2年連続で本塁打王を獲得し、MVP受賞もほぼ確定状態なだけに、このジンクスは共和党にとって強力な後押しになりそうだが、果たして......。
【トラ・ハリ決戦迫る!米大統領選の行方④】
写真/時事通信社
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