10月5日(土) 7:41
<スタンレーレディスホンダ初日◇4日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>
2週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で短期決戦を制し、ツアー初制覇を飾った安田祐香が好発進を切った。悪天候によりスタート時間が大幅に遅れ、9ホール消化時点で4バーディ・ボギーなし。首位と1打差の暫定2位につけた。
4時間30分も遅れたが、「ゆっくりしたり」と待ち時間を過ごした。午後2時50分に1番からティオフすると、2番からの連続バーディなど4バーディを奪った。6月の「全米女子オープン」を制した笹生優花、今季2勝の小祝さくらと同組だったが、「ふたりは淡々とプレーするプレーヤーなので回りやすかった」とテンポよくプレーを進めていった。
アウトドライブされることも少なくなかったが、ピンをさすショット力はこの日も輝いていた。「先週もあまり調子が良くなかったので、その割には、きょうはいいショットができたので良かった」。前戦の「日本女子オープン」では7位で最終日を迎えたが、「77」と崩れて22位。そこから気持ちも切り替え、持ち味を取り戻している。
開幕前日のプロアマは、首痛により欠場していた。「ことし全然なかったんですけど、寝違えてしまいました。ひさしぶりにやってしまったので、疲れなのかな」と正直に話す。それでも、今の体調については「大丈夫です。思った以上に良くなりました」と回復をアピール。「でも、ちょっとまだ怖いです」と、ここは気をつけながら過ごしていきたいところ。
第1ラウンドの再開は、10番パー3(実測179ヤード)からとなる。「そこはパーをセーブしてスタートできたら」と序盤から流れに乗り、上位をキープしたい。(文・笠井あかり)