10月5日(土) 19:00
最新のゴルフクラブ販売動向を調べると、アイアン部門では国内メーカーが上位を独占している。1位は4週連続でブリヂストンの『242CB+』、2位には『241CB』が入っている。3位はダンロップの『ゼクシオ13』が根強い人気でランクインしており、4位には9月に発売された『プロギア04』が続いている。国内メーカーのアイアンが上位を独占した理由についてヴィクトリアゴルフ宇都宮細谷店の鈴木博志さんに話を聞いた。
『242CB+』『241CB』『ゼクシオ13』『プロギア04』のアイアンの顔を等倍で比較!けっこう違いました【写真】
「もちろん性能的な魅力もありますが、価格の影響も大きいと思います。昔は国内メーカーのアイアンの方が高かったのですが、今は圧倒的に国内メーカーの方が安い。5本セット、6本セットになると3万、4万円以上も国内メーカーの方が安くなっています。その上でブリヂストンの新モデルは打感、抜けに対する評判がいい。当店でも一番人気のアイアンになっています。特に『242CB+』はよく売れています」
ブリヂストンの『242CB+』は6本セットで14万5200円。海外メーカーのアイアンだと6本セットで18万円、20万円というモデルもある。もちろん、複雑な構造や素材によって販売価格が高くなるという点はあるが、店頭で横並びに見るとブリヂストンはリーズナブルに見える。
4位の『プロギア04』も発売初週から好調なセールスが続いている。
「飛距離性能が高いアイアンで、いわゆる飛び系アイアンのカテゴリー。ただし、今までの飛び系アイアンと違って、クラブ長が長くありません。形状もスマート。振りやすくて距離が出るところが人気につながっています」
ちなみに『プロギア04』は5本セットで12万6500円。海外メーカーの方が物価高・人件費高騰・円安の影響で販売価格が上昇しており、価格の面でも国内メーカーが有利な状況になっている。
【アイアン売り上げランキングトップ3】
1位ブリヂストン242CB+
2位ブリヂストン241CB
3位ダンロップゼクシオ13
※データ提供:矢野経済研究所、9月23日~9月29日のデータ
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5年ぶりに優勝した河本結。彼女のセッティングを見ると、鉛が貼られたアイアンがバッグイン。関連記事【復活優勝した河本結の14本が独特過ぎた!アイアンは鉛だらけでボールはプロトタイプ】を読めば、独特なスペックの理由がわかる。