前回からの続き。私はフユミ。幼稚園年少の娘をもつママです。子どもが小さいうちはママ友同士の付き合いも密で、それゆえにトラブルも多いと聞きます。だからこそ私は、「流されないようにしよう」と心に決めて、娘の幼稚園入園を迎えました。ママ友のお付き合いなんて、ご近所付き合いの延長みたいなもの。何もかもわかり合わなくていいし、期待もしない。お付き合いは腹六分目。いい意味で突き放して、ほどよい距離感を保っていると、気がラク。そう思っていたのですが、ありがたいことに仲良しのママ友が2人できました。明るいサツキちゃんと心優しいアカネちゃん。冷静でいようと心がける私と合わせ、我ながらバランスのとれた3人だと思っていたのですが……。
リカさんは「幼稚園の情報屋」と呼ばれていて、私としては、うさんくさいなぁ……と密かに思っていた人です。サツキちゃんの性格も考えると、情報が正しいかどうかわからないと感じました。
こういうときは本人に聞くに限ります。その日の夜。サツキちゃんに個別でメッセージを送ってみると、すぐに音声通話で連絡が返ってきました。
なんと、リカさんはサツキちゃんにもあらぬウワサを吹き込んでいることがわかりました。
翌日、幼稚園が終わった後。リカさんに見られてさらに変なことになりたくなかったので、少し離れた公園に3人で集まりました。お互いの本当の気持ちがわかって一安心です。
「自分の目で見て、耳で聞いたことを信じよう」というのが私の信条。リカさんの情報に振り回されず、真実を確かめてみてよかったです。
アカネちゃんとサツキちゃんが仲直りした姿を見て、胸があたたかくなりました。
それにしてもリカさん……いったい何がしたかったのでしょうか。ウソを吹き込んで、私たちが振り回されるのを楽しんでいたのなら、人としてどうかと思います。
何にしても悪質。これはちょっと見過ごせません。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・大島さくら作画・春野さくら編集・塚田萌
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