シリーズとして週プレNEWSで配信されたお笑い芸人・東ブクロ（さらば青春の光）のお悩み相談企画「さらばお悩み！東ブクロの『こわいもんなし』」が大好評につきレギュラー連載スタート。

恋のお悩み、仕事のお悩み、日常のふとしたお悩み、そして性のお悩み......まで、東西南北森羅万象、どんな悩みも東ブクロがズバッと解決!!

■「親の条件を飲む。そして諦めない」 【お悩みNo.19】ブクロさんこんにちは！現在高2なのですが、夢について迷っています！ブクロさんとお笑いが大好きで芸人になりたいのですが、成功するのはごく僅かな世界なので親にも中々言い出せずにいます...。どんな風に伝えればいいのか、アドバイスをください！【PN：はいご・16歳・男性・学生】

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――ブクロ家はどうでした？

僕も親に言うタイミングとかをじっくり考えました。16歳でなりたいって言っても、おそらく「高校を卒業して養成所に入りなさい」ってパターンになると思うんでね。

親もうっすらと気付いてるんですよ。なんや、お笑い番組ばっか見てるなって。でも、芸人は不安定な職業ですから、まあ先延ばしにしようとしますよね。

――ブクロさん、いつ伝えたんですか？

高校卒業と同時に親父と話し合いをしました。「芸人になりたい」って言ったけど、「とりあえず大学だけは出てくれ」って条件提示されました。まあ、親は子供のことが心配ですから気持ちはわかるんです。でも、20歳のときにどうしても松竹にいきたいと思ってね。親父からは「1年か2年やってだめったら諦めろ」って言われました。

多分、相談者の親も、きっと条件出してくると思うんですよ。子供の夢をぜんぶ否定したくないですから。そこで、自分の言いたいことだけを通そうと思っても無理。互いの希望を上手に擦り合わせるのがいいね。そのうち諦めるやろって親は思ってるかもしれんけど、そこで諦めなければいい。

――なぜ諦めなかったのか。

お笑いが好きやったし、自分には才能があるって勘違いしたてからです。まあ、養成所なんてみんな勘違いして入ってくるとこですけど、どれだけ自信があっても養成所では間違いなくボコボコにされます。ただ、荒削りでもちゃんとおもろいやつがおるんですよ。森田も当時から面白かった。

――森田さんは養成所の頃から輝いていていたと。

劇場ではウケないですよ。でも内輪のネタ見せでは森田はいつも人気やった。「きっとダウンタウンの松本さんが好きなんやろな」って感じが見え隠れしてて、みんなに一目置かれていました。

今や養成所も専門学校みたいな感じで行く人もいるし、自分を変えるために行ってもいいと思うな。自分より上がいる場所で揉まれるってのはとてもいいことやと思います。

――とりあえず行ってみればいい。

ただ、片手間で来てる奴らもおったけど、そういうやつらは売れなかったね。まあ、僕も色々言われましたからね。今でこそ大学出てる芸人なんてたくさんいるけど、当時は珍しかったから「保険かけてるやん」って。でも、そこにうまみを感じたんです。自分の強みを作るのも一つの手。

――たしかにいろんな芸人増えました。BBQ芸人やキャンプ芸人。ブクロさんが狙うなら何芸人？

スキャンダル芸人ですかね。てっぺんには渡部（建）さんがいるんですが、あの人の知性的な感じを含めて、今までおらんかった芸人の姿を示してくれてますね。あの人のあとをついていけば間違いない。でも、僕の座を狙ってるやつがどんどん出てくるから、必死に守らんとあかんと思ってます。

まあ相談者も、僕みたいな芸人になりたいとは思わんでしょうが、きちんと親と話し合って、そして諦めないでね。いつかどこかで会いましょう。







■「アナルを舐められると不安になる」 【お悩みNo.20】34歳主婦です。いきなりですが、今レスの入口に立っている気がします。「そういえばないかも？」と最初はあまり気にしていなかったのですが、気になりだすと今週もなかった！と数えてしまいシュンとします。

こちらから誘うと応じてはくれるのですが、前回も前々回もそのまた前も私から誘ったなぁと、また少しシュンとします。こちらからアクションをおこすのは悪手なのでしょうか。性豪の東ブクロさん、男性側の気持ちを聞かせていただきたいです。よろしくお願いします。【PN：ぱとち・34歳・女性・ワーママ】

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――最近レスで悩む人が多いとか。

それは仕方ない気もしますよね。どれだけセックスの相性が良いセフレだって、次第に会わなくなってくる。夫婦ってのは家で互いに下着姿でウロウロしたりするんでしょ。僕はカルバンクラインの下着が好きなんですけど、同じ洗濯機で洗われてるCKには興奮しませんからね。

――男性は他でしてるかもしれないが、女性は夫以外の選択肢がないのかもですね。

男にはオナニーもありますからね。奥さんは旦那さんを愛していて、ちゃんと求める。とてもいいことだと思います。やけど、ちょっと自分から誘うのやめてみたらどうなのかな、とも思います。

あんまり行きすぎると、男も調子に乗るからね。どうせお前から誘ってくるんやろって。ただ、自分から誘わないと、そのままなくなってしまう危険もあるから、適度にちょっかいを出すことが大事です。

――相手の様子を伺うと。

たとえば、服と下着を脱いで背中に抱きついたらおっぱいが当たるでしょう。あの感覚を嫌いな男はいません。そうやって抱きついたら、すぐに服を着てそっぽをむけばいい。旦那さんは「あれっ」て思いますよ。そういう駆け引きはした方がいいかもしれない。

――男女に駆け引きはつきものですからね。

夫婦だって、言ってしまえば男女なわけじゃないですか。夫婦だからセックスする、とか当たり前の話じゃなくて、ドキドキしたいんですよね。そのためには努力や駆け引きが必要やと思います。

ただ、普段はつけないセクシーな下着とかは、あんま効果ないと僕は思う。全部中身を知ってるわけやから、そこに1枚綺麗な布をかぶせても何も変わらない。パンチラで大喜びする男がいますけど、あれは布ですから。パンツが見えたらそらうれしいけど、ノーパンだったらもっとうれしいでしょう。

――普段しないプレーや、環境を変えるのもアリ？

久しぶりにラブホテル行くとか、いいかもしれませんね。アブノーマルプレーとかもいいのかもしれん。ただ、いきなり奥さんがアナルを攻めてきたら、旦那さんからしたら「どこで覚えてきたんや」って不安にさせてしまうでしょう。

――不安がスパイスになるかも...。

たしかに、そうやね。いつどこで習いよったんか気になって眠れないし、僕やったら泣いてまうかも。そういえば、昔、初めてHしたときに、アナルをベロベロ舐めてくる子がいてね。僕は四つん這いになったまま、「この子の過去には一体何があったんやろう」って思いを馳せました。

それと同時に、こんな手だれを満足させられるのか、と不安になったこと思い出しました。結論を言いいます。駆け引きをしてください。アナルは舐めなくていいと思います。





●東ブクロ

1985年10月6日生まれ大阪府茨木市出身

〇2008年に現在の相方である森田哲矢とお笑いコンビ『さらば青春の光』を結成。2017年に本名の東口宜隆から現在の芸名である東ブクロに改名した。芸能界を代表するプレイボーイとしても知られており、スキャンダルも含め多くの浮き名を流してきた。

公式YouTubeチャンネル『さらば青春の光Official Youtube Channel』

取材・文・撮影／キンマサタカ

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