前回からの続き。私はマホ。夫のケント、娘のエナミと3人暮らしです。義妹(アスナちゃん)の娘である姪のサワちゃんはエナミよりずっと小柄なので、お下がりをよく渡しています。さてある日、夏物を片付けていると2回しか使わなかったのにサイズアウトしてしまったエナミのスクール水着が出てきました。さすがにもったいないと思った私はアスナちゃんに相談。「欲しい」との返事だったので、よく洗ってから渡すことに。有効活用してもらえて嬉しいと思っていたのですが……。
エナミの水着をサワちゃんにあげてから数日後、エナミがすごい形相で私のところにやってきました。
声を張り上げて暴言を吐くエナミ。普段の様子からは考えられません。ポカンとする私を尻目に、エナミは自分の部屋にこもってしまいました。声をかけても何の応答もありません。夕飯ができたと声をかけても返事すらしません。
私が落ち込んでいるとケントが帰ってきました。ケントは私の様子を見ると声をかけてくれました。
私が慌てて答えると、ケントは「ほら」と言いました。
「エナミもそういうのが気になる年頃になってきたってことだよ。そもそもお下がりとして渡す前に、エナミにあげていいか聞かなきゃ。エナミのものなんだからさ」ケントの言うことは正論でした。私は「今までこうしてきたから」と考えていて、現在のエナミがどう感じるか想像しませんでした。
「水着をお下がりとして渡すなんて信じられない!」とエナミからものすごい剣幕で怒られて、私は頭の中が「?」でいっぱいになってしまいました。
しっかり洗濯したというのに、水着をお下がりとして渡すのはそんなに悪いことなのでしょうか。対応に困った私はケントに相談。
するとケントから、「エナミのものなんだから、エナミの気持ちを尊重したほうがいい」と言われてしまいました。たしかに私は、エナミがどう感じるかまで考えていなかったと思います。
明日にでもエナミとちゃんと話し合ってみようと思います。
【第3話】へ続く。
原案・編集部脚本・motte作画・魚師編集・塚田萌
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