バーで意気投合した女性とそのままラブホへ。翌朝に目が覚めて「血の気が引いた」ワケ

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バーで意気投合した女性とそのままラブホへ。翌朝に目が覚めて「血の気が引いた」ワケ

10月3日(木) 15:52

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最近ニュースなどで時々目にする”不同意性交”という言葉。性暴力などの犯罪から弱者を守る新たな法律です。従来のままの思考で行為に及んでしまった場合、加害者には想定外のリスクが待ち受けています。今回は、まさに”今までのノリ”でワンナイトを過ごした男性が体験した一部始終を聞いてきました。

閉店間際にBarへやってきた女性客

「四谷によく行くバーがありまして」と、画面越しに話し始めた外資系のコンサル会社に勤務する 本郷さん(仮名・29歳) 。オンライン取材にも関わらず、スーツ姿で登場してくれた、なかなかのイケメンです。どうやら、そのバーがきっかけでいろいろな展開があったそうです。

「週に一回くらいですかね。たいていは1人でぶらりと行きます。たまに部下を連れて行ったりもしますけど。防衛省のすぐ近くにあるせいか、そこの職員らしき客も多く、満員の時も珍しくはないお店です。マスターの趣味が私と同じ山登りということもあり、すいている時は登山話で盛り上がります」

その日も、マスターと登山談義に花を咲かせていた本郷さんですが、来客を知らせるドアベルが鳴り入り口の方へ視線を向けると、そこには、少し髪の毛が濡れた清楚な感じの女性が立っていたそうです。

「思わず二度見しました。薄暗くてはっきりとは見えませんでしたが、少し髪の毛が濡れた女性がゆっくり入ってきて『まだやってますか?』と、蚊の鳴くような声でマスターに問いかけたんです。24時閉店を告げられたその女性は、ホッとした様子でカウンターに腰掛けました」

弾む会話と高揚する気持ち

カウンターに1人で座った女性は、ホットワインを注文すると、もう一度席から立って少し濡れたコートを脱ぎイスにかけ、再び座るときに本郷さんに軽く会釈をしたといいます。

「入店時には気づかなかったのですが、カウンターのおぼろげな照明に映し出された彼女を見てびっくりしました。スリムな体形でセミロングのヘアスタイル、そして、大きな瞳に少し厚めの唇。どこかの会社の秘書かと思うくらい、抜群な容姿なんです。しばらくボーッと眺めていたのを覚えています」

さっきまでマスターと多弁に話していた本郷さんですが、明らかに言葉数が減り、BGMのスタンダードなJAZZナンバーだけがお店に響いていたといいます。

「思い切って『外は雨が降っているんですね』と声をかけました。すると、その女性も『そうなんです。駅まで歩こうと思ったのですが、なんとなく雰囲気のよいお店だったので雨が止むまでお邪魔しようと……』と話してくれ、それがきっかけとなって、会話がどんどん弾み、気がつけば閉店時間になっていました」

本郷さんは、マスターの存在も忘れるほど、その女性との会話に夢中になったといいます。

一緒にタクシーで最寄り駅までいくはずが…

想像以上に会話が盛り上がっている2人に、マスターが「あのう、そろそろ閉店時間で……」と切り出しました。本郷さんは腕時計に目をやり、しばらく考え込んだ様子を見せます。

「深夜0時を少し回っていたので、本当はもう一軒行きたかったのですが、とりあえずタクシーを呼び、最寄り駅まで一緒に行くことにしました。ところが、女性はかなりお酒に酔っていたようで、タクシーに乗るや否や私の肩にもたれかかって寝てしまいました」

少し困った本郷さんですが、上品な香水の匂いがする女性が自分にもたれかかっている状況に、だんだんと理性が失われていったといいます。

「肩をたたいて起こそうとしたのですが、反応が鈍かったので、行き先を渋谷の道玄坂に変更するよう運転手に伝えました。なんとなく、今までの“勘”から 『これはイケるかも』 と思ったからです」

翌朝目が覚めて大後悔

本郷さんたちは、とりあえず降りたタクシーから1番近いラブホに入ったといいます。

「女性をベッドに寝かせて一息ついていたら、少し酔いが覚めてきたのか、私の方へ寄ってハグを求めてきました。目の前に魅力的な女体が覆い被さり、その瞬間私の中の”理性”は完全に崩壊してしまいました」

翌朝目が覚めると、女性はすでに起きていて、ベッドの片隅に座っていたといいます。

「もしかして、私と関係を持ったのでしょうか?あのバーを出てからほとんど記憶がないんです」

女性はいたって冷静な口調でしたが、本郷さんの脳裏には“不同意性交”という言葉がぐるぐる回り始めたといいます。

「後の祭りだということは分かっていました。でも、急に怖くなってきました。とりあえず、自分の行為を謝罪し、銀行から下ろしていた現金5万円を手渡しました」

女性は現金を受け取り、ラブホを後にしたそうです。

「本来ならば、同意による行為を証明するエビデンスを残すべきだったのですが、私には現金を渡すだけで精一杯でした。女性も、その辺は察知してくれていたようなので、今後何も起こらないことを願っています」

その後、女性からは特に連絡もないようですが、依然として消えうせない強迫観念に囚われていて、ワンナイトラブを悔やむ日々が続いているそうです。

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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