10月2日(水) 15:40
<ACNチャンピオンシップ事前情報◇2日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>
あす3日(木)から始まる兵庫決戦「ACNチャンピオンシップ」。そのなかで、アマチュアの福井誠ノ介(愛知・東郷町立兵庫小6年)が主催者推薦で、トーナメント史上最年少出場(初日で12歳2カ月5日)する。「トッププロとプレーができるチャンスなので、めちゃくちゃ楽しみです」と、報道陣の取材に応じた。
愛知県出身の福井は、3歳の時に家族と行った地元の男子ツアー「東海クラシック」でゴルフに興味を持ち、プレーを始めた。5歳のとき最年少で「世界ジュニア」日本代表に。2021年と23年大会で優勝するなど、将来を嘱望されるトップジュニア。下部のABEMAツアーでは2試合出場経験がある。
ドライバーの最高飛距離は約240ヤード。得意なクラブは9番アイアンだと話す。「パー71で6993ヤードなのでちょっと長いかなと思うのですけど、最近はドライバーが飛ぶようになってきました。届くホールも増えてきてるので、できるだけ頑張りたい。短いところはしっかりバーディチャンスにつけて、いいスコアを出せるように」と、小学生ながらハキハキした受け答えで意気込んだ。
小学生でツアーデビューを飾る12歳。同級生たちは今一つピンときていないようだが、学校の先生たちからは大きな反響があるという。「見に行きたいけど、見に行けないね」と声をかけられた。好結果を出して報告したいところだ
実は、以前に地元のチャリティー・コンペに参加。「中日クラウンズ」が行われる名古屋ゴルフ倶楽部和合コースを、当時の校長先生とともにラウンドした。「たまたま校長先生と一緒の組になって。しっかり勝ちました」と、茶目っ気たっぷりに話す。
目標とする選手は松山英樹。将来の目標は、「4大メジャーなど海外の試合で優勝したり、地元の和合や三好(バンテリン東海クラシック)の試合でも優勝して、地元を盛り上げたい」。まずは予選2日間で、アンダーパーを目指す。(文・神吉孝昌)
■過去のJGTO最年少出場記録
1位伊藤涼太(12歳3カ月7日、小学6年生)
2002年、ジョージア東海クラシック
2位三田真弘(12歳7カ月28日、中学1年生)
2014年、カシオワールドオープン
3位小斉平優和(12歳10カ月30日、中学1年生)
2011年、つるやオープン
4位馬乗文(中国、13歳1カ月15日)
2018年、アジアパシフィックダイヤモンドカップ
※いずれの4人も予選落ち
※今大会に出場する福井誠ノ介は初日時点で12歳2カ月5日であり、ツアートーナメント最年少出場記録を更新
※下部ツアーでは、2006年高橋秀和が10歳8カ月12日に「PAR 72 チャレンジカップ」へ出場した記録がある