1985年に名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。ロレイン役のリー・トンプソンは、主演のマイケル・J・フォックスに当初冷たい態度を取ったそうだ。
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本作は、ロバート・ゼメキスが監督を務めたSF映画。高校生のマーティがあるとき、親しい科学者エメット・ブラウン博士がついに完成させたタイムマシンで、両親の高校生時代にタイムスリップしてしまうストーリー。大ヒットを記録し、続編となる『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)が公開された。
主人公マーティを演じたのは、もちろんマイケル・J・フォックスだが、監督の第一候補だったにも関わらず、当時大ヒットしていたテレビドラマ『ファミリータイズ』に出演していたことが懸念され、スタジオは当初エリック・ストルツを起用。しかし、撮影開始後に考えを改め、マイケルがマーティを演じることになった経緯がある。
マーティの母親、ロレインを演じたリーは、ポッドキャスト『Still Here Hollywood(原題)』で、マイケルとは最初から気が合ったのかと聞かれ、「おそらく違います」とコメント。1984年の映画『ワイルド・ライフ』でエリックと共演したリーは、1987年の『恋しくて』でも再び共演している彼女は、「クビになってしまったエリック・ストルツと仲良しだったからです」とその理由を明かした。
しかし、彼女の心の中にあったのはそれだけではなかったようだ。「傲慢な態度を取ったことをはっきり覚えています。当時は映画とテレビでははっきり境界線が引かれていました。彼はただのテレビスター。私は映画スターで、『ジョーズ3』にだって出演した、なんて思っていました。それで、彼にはしばらく冷たかった。けれど彼はすごく面白くて、共演するのが楽しかったです」と打ち明けている。
当初の態度にも関わらず、彼女は、製作陣が下した決断が正しかったとわかったそうだ。「すでにエリックと撮影をしていたので、マイケルとやり直した時、全く違うのが分かりました」と振り返った。
なおりは、公開から40年近く経つ今もマイケルと親しくしており、ファンコンベンションなどで毎年何度か会うそうだ。「3000人を前にするような、非現実的なシチュエーションで彼と会います。皆で夕飯を食べに行くこともあるし、彼と会うのは嬉しいです」と語っている。
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