9月30日(月) 10:19
暦の上ではしっかりと秋を迎えていますが、みなさんのお住まいの地域では秋の気配は感じられていますか?SUUMOジャーナルの8月人気記事ランキングでは、実家じまいや住まいの超断熱性能、築古物件のリノベなど、気になる話題が目白押しです。
8月の人気記事ランキングTOP10はこちら!TOP10はこちらの記事となりました!
第1位: 『私の実家が売れません!』築75年・再建築不可”ボロ戸建て”を50万円で売却、実家じまい体験談 小説家・高殿円
第2位: 築65年老朽化団地、1棟まるごと断熱リノベで暑い、寒い、カビ・結露と決別! 住人は住みながら改修・仮住まいや引越しなしで 「アンレーベ横浜星川」神奈川県横浜市
第3位: 断熱等級6の140平米の家、断熱・気密にこだわり抜き、夏は暑さピーク時以外はエアコン要らず、空気清浄機も不要に 大阪府茨木市・Hさん宅【断熱新時代・住宅実例】
第4位: 一人暮らし87歳母の賃貸探し、内見しても高齢者を理由にすべて拒否。ようやく出会えた物件は不動産会社の入居支援がカギに 名古屋
第5位: 二拠点生活で自己肯定感も爆上がり! 築75年”超ビンテージマンション”に低予算投資したら「予期せぬ人生の変化」が起きて大正解だった 小説家・高殿円
第6位: 50代からの中古リノベは「小さく広くシンプルに」。中古マンション約61平米を2LKDから1LDKへ インスタグラマーmiyuさん
第7位: 【渋谷駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! 1・2位は6万円以下
第8位: 世界の憧れ”きれいな日本の公衆トイレ”の危機をAIが救う!? 混雑予測、清掃回数管理、さらに便器数&動線の最適化など最新技術がすごすぎる
第9位: 北海道に暮らす8割世帯が加盟。「生活協同組合コープさっぽろ」の物流ネットワークと資本主義の先をいく考え方
第10位:
音楽家夫妻、パリとの二拠点生活は田舎の家で。築340年超の古民家に惚れ込みセルフリノベ、古家具が似合いすぎる空間に パリの暮らしとインテリア[19]
※対象記事とランキング集計:2024年8月1日~31日に公開された記事のうち、PV数の多い順
第1位: 『私の実家が売れません!』築75年・再建築不可”ボロ戸建て”を50万円で売却、実家じまい体験談 小説家・高殿円
1位は小説家の高殿円さんによる「実家じまい」体験談です。古くなった実家が空き家となり傷んでしまっているけれど、祖父母や親、さらにそのきょうだいなど多くの関係者が複雑に関わるため、意見がまとまらずすんなりと手放せない…といった話を聞いたことがあるかもしれません。
孫世代にあたる高殿さんが「自力で実家を売却した話」に関心が集まりました。いざ着手してみると、再建築不可物件であることが判明し、不動産仲介業者には断られる。そして片付けに手をつけはじめると、戸棚からは無限に出てくる皿、皿、皿……大量の残存物の処分に業者からの見積もりは約50万円。
課題山積みのなか、どうやって実家じまいを成し遂げたのでしょうか?実体験を伝える高殿さんの話は、実家じまいが我が身に降りかかった時の参考書のようです。
第2位: 築65年老朽化団地、1棟まるごと断熱リノベで暑い、寒い、カビ・結露と決別! 住人は住みながら改修・仮住まいや引越しなしで 「アンレーベ横浜星川」神奈川県横浜市
神奈川県横浜市にある団地のリノベ記事が人気記事第2位になりました。「アンレーベ横浜星川」の際立つ特長は断熱改修を施した点にあります。しかも一棟まるごとの外断熱!「お住まいの方のことを第一に考えた」と話すのは神奈川県住宅供給公社の上田憲治さんです。暑さ、寒さ、カビ、結露と住まいの悩み四重苦を断ち切ることに成功したリノベーション事例について伝えています。
リノベ後は猛暑日のエアコン設定温度を2~3度高くしても快適など、断熱工事の効果が実感できています。若い世代の入居希望も増え、ほぼ満室をキープ。建築寿命90年をめざし、大切に使い続けることで快適な住まいが実現できている古い団地の新しい取り組みを紹介しています。
第3位: 断熱等級6の140平米の家、断熱・気密にこだわり抜き、夏は暑さピーク時以外はエアコン要らず、空気清浄機も不要に 大阪府茨木市・Hさん宅【断熱新時代・住宅実例】
第3位は断熱性能&気密性能にとことんこだわったマイホームを取材した記事です。事前にモデルルーム宿泊体験を行うなど綿密に情報を収集し、知識も見識もハウスメーカー担当者と伍するようなHさんが建てたお宅を紹介しています。
5年前に建築したこだわりの家は、住宅性能へのノウハウが満載です。たとえば、約24.5帖のLDKに設置したエアコンは1台(14畳用)のみで対応。暑さがピークの時だけ稼働すれば快適に過ごせるというから驚きです。冬もモコモコ部屋着を着なくなり、高気密で花粉症状は大きく改善!毎日の暮らしに断熱・気密性能の住まいがどれだけ影響を及ぼすのか手に取るようにわかります。
5年が経過して「もっとこうすればよかった」のアドバイスも納得する話ですので、ぜひ参考にしてみてください。
第4位: 一人暮らし87歳母の賃貸探し、内見しても高齢者を理由にすべて拒否。ようやく出会えた物件は不動産会社の入居支援がカギに 名古屋
ひとりで暮らす高齢者が安心して住み続けるには?高齢者の一人住まいをテーマにした記事が4位にランクインしました。独自の見守りシステムを導入するなど、高齢者の住まい探しを支援し続けている名古屋の不動産管理会社ニッショーの取り組みです。
ニッショーでは入居する人の安否を毎日確認し、何かあった場合に駆けつける「シニアライフサポート」を導入することでオーナーと高齢者が安心して入居できるように後押ししています。87歳で賃貸物件を探すことになった女性は、キレイでお風呂やコンロなど暮らしやすさも万全な2LDKに無事、入居することができました。入居者に物件オーナー、さらに管理会社にとって三方よしといえる取り組みを紹介しています。
第5位: 二拠点生活で自己肯定感も爆上がり! 築75年”超ビンテージマンション”に低予算投資したら「予期せぬ人生の変化」が起きて大正解だった 小説家・高殿円
静岡県伊豆で築75年のマンション1室を98万円で購入した小説家の高殿円さん。記事では神戸の家と伊豆のリゾートマンションとの二拠点生活で、高殿さんが体験したことや気づいたことを綴っていきます。
人間が変わる方法は「決意する」という頭の中だけではじめるのはナンセンスで、「住まい」や「人付き合い」を変えてみるなど具体的な行動からはじめることのが吉、と聞いたことがあります。
高殿さんはというと、二拠点暮らしを始めたことで「場所を変えるだけで私はポジティブだ」と感じることができているそう。何を選ぶにしても私たちは他と比較したり、評価が気になりがちです。「ようは本当に個人の性格次第」と話す高殿さんの話は、納得する住まいとの出合い方のヒントを与えてくれます。
第6位: 50代からの中古リノベは「小さく広くシンプルに」。中古マンション約61平米を2LKDから1LDKへ インスタグラマーmiyuさん
第6位は、“夫婦ふたり暮らし”の住まい選びがテーマの記事です。インスタグラマーmiyuさん夫妻が運営するアカウント「小さく住まう」は、シンプルで素敵に暮らすライフスタイルがフォロワーさんの憧れの的です。50代のふたりが暮らす家には、何が必要で、何はなくてもよいのでしょうか。
取捨選択の進め方をリビング・ダイニング・キッチンと寝室、小物の整理方法までくわしく紹介しています。リノベ、もの選びの際にも、小さい住まいで広々と暮らすために参考になる話ばかりです。
第7位: 【渋谷駅30分以内】家賃相場が安い駅ランキング2024年! 1・2位は6万円以下
大規模再開発が進められている渋谷駅。人気の渋谷駅周辺にある一人暮らし向け賃貸物件の家賃相場といえば、12万8000円と当然お高めです。ですが調査してみると、渋谷駅まで電車で30分圏内にある家賃相場が安い駅の13位までは、なんと5~6万円代に!これなら渋谷を楽しみながら暮らす選択肢がちょっと身近になりそうです。
記事では上位に入った駅周辺について、ぶらり散歩感覚でわかるようにまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
第8位: 世界の憧れ”きれいな日本の公衆トイレ”の危機をAIが救う!? 混雑予測、清掃回数管理、さらに便器数&動線の最適化など最新技術がすごすぎる
きれいなトイレは誇れる日本の文化とまで言われていますが、実はいま“危機”にあり、人手不足などを背景に「いつでも・どこでも無料でキレイ」を維持することが難しくなりつつあります。そんなトイレの課題をAIやDXで解決しようという試みがはじまっています。
LIXILで社内ベンチャーとして誕生した取り組みで、パブリック(公衆)トイレの設計にAI、清掃業務にクラウドサービスを活用した課題解決のチャレンジです。美しいトイレを守る奮闘がテクノロジー活用ではじまっています。
第9位: 北海道に暮らす8割世帯が加盟。「生活協同組合コープさっぽろ」の物流ネットワークと資本主義の先をいく考え方
「生協」や「コープ」というと全国に生活協同組合があり、利用したことがある人は多いかもしれません。取材した「コープさっぽろ」は北海道に暮らす世帯の8割が加盟しているというケタ違いに支持を得ている組織です。
高齢層を支える移動販売車や学校給食代行、海や川の清掃活動など地域課題解決や環境面からも意義がある取り組みも数多いことが特徴でもあります。ビジネスと社会貢献の両輪をまわせるのはなぜなのでしょうか?コープさっぽろの取り組みを丁寧な取材から紐解いてゆきます。
第10位: 音楽家夫妻、パリとの二拠点生活は田舎の家で。築340年超の古民家に惚れ込みセルフリノベ、古家具が似合いすぎる空間に パリの暮らしとインテリア[19]
フランス在住のプロ音楽家夫妻であるピアニストの越智まどかさんと、アコーデオン奏者で作曲家のフレデリック・ダヴェリオさん。ふたりは敷地面積2ha、建物面積500平米の築340年古民家をセカンドハウスとして購入し、コツコツと自分たちの手でリノベーションしています。
このスケールはムリだとしても、インテリアの一部を手入れしてみようかな、配置をちょっと変えたらどうだろう、とマネしてみたいアイデアが盛りだくさんです。記事では絵本の世界のように美しい家や庭を何点もの写真を添えて紹介しています。
8月の人気記事トップ10、いかがでしたか?“実家じまい”や老後の親の住まい問題といった高齢化をテーマにした記事が1位、4位に。断熱性能の話題も上位にあがるのは、今年も暑かった日本の夏に呼応するように「暑い、寒い」から解放される住まい性能について関心が集まっているということなのでしょう。
ほかにも二拠点暮らしやセルフリノベなど、住まいという術から幸せ指数が上昇しそうな話題もぜひご覧ください。来月のSUUMOジャーナルもどうぞお楽しみに!
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