9月30日(月) 16:00
スイングやアドレスをいろいろ試行錯誤しても、なかなか良くならない…と悩んでいる人は、自分に合っていない動きにトライしているのかも? 川崎志穂などを教える平尾貴幸氏は「人によって力の入る角度や負担の少ない姿勢は違います。100人いれば100通りの打ち方があるのです。パワーコネクティング(※1)ならあなたの力を引き出せるアドレスを見つけられますよ」という。今回は、靴の中で足の指をどうすればパワフルにスイングできるか紹介する。
あなたのアドレスは本当に合っている? 全19診断で自分のアドレスを見直そう!
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平尾:
スクエアスタンスに構えるのが一般的とされていますが、クローズスタンス、オープンスタンスで構えた方が力を発揮できる人もいます。
川崎:
今回はどうやって見分けるのでしょうか?
平尾:
右足を上げて片足立ちしてから基本姿勢(※2)を取ってもう一人に引っ張ってもらうのですが、ヒザを外側に向けたとき、真っすぐ正面に向けたとき、内側に向けたときの3パターンを試してみてください。
川崎:
ヒザを内側に向けるポーズは、とにかく明るい安村さんの「安心してください、履いてますよ」ポーズみたいですね(笑)。でも、私はこのポーズを取った後だと力が入りません。むしろ、ヒザを外側に向けた後の方が力がグッと入りました!
平尾:
川崎プロのように、右ヒザを外側に向けて力が入った人はクローズスタンスが合っています。ヒザを内側に向けた力が入ったらオープンスタンス、真っすぐ正面を向けて力が入ったらスクエアスタンスが合っていますよ。
川崎:
昔からドローヒッターで、無意識に少し右足を引いてクローズスタンスにしていました。
平尾:
プロは試行錯誤を重ねているので、自分に合ったアドレスができていますが、アマチュアの方はなんとなくでスタンスを決めがちな印象です。ぜひ、これを機に自分に合ったアドレスを見つけてくださいね!
■川崎志穂
かわさき・しほ/1996年生まれ、千葉県出身。2017年にプロ入り。身長170センチの長身から放たれる260ヤード越えのロングドライブが武器。ミツウロコグループ所属。
■平尾貴幸
ひらお・たかゆき/1979年生まれ。日本大学ゴルフ部出身で25歳からレッスン活動をスタート。川崎志穂を17歳から指導し、新垣比菜などのコーチも務めた。PGAティーチングプロA級取得。
(※1)
野球、バスケットボール、格闘技などあらゆるスポーツで話題になっている新しい運動理論。力が入りやすく、体が動きやすい姿勢は一人一人違っていることを前提として、一人一人に合ったポジションを提唱する。
(※2)
両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とすのがパワーコネクティングの基本姿勢。この姿勢で引っ張ってもらい、力が入るかどうかをチェックする。
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