9月30日(月) 16:00
京都・北山の「京都府立京都学・歴彩館」は、京都府内外の書店・出版社が一堂に会する「下鴨中通ブックフェア2024」を、10月12日(土)・13日(日)に同館 南側広場と北山プロムナードにて開催する。
「京都府立京都学・歴彩館」は、京都の文化全般の研究推進と国内外への成果発信を行い、府民の学習拠点・交流の場として機能することにより、京都への関心を高め、京都文化の発展と学術の振興を目的に設置された施設。
研究交流を目的とした「京都学ラウンジ」「京都学研究室」や、京都関連の図書や行政文書、写真の閲覧などを行うことができる「京都資料総合閲覧室」のほか、「大・小ホール」や「展示室」などがある。
京都府内外の個性豊かな書店・出版社が集結
「下鴨中通ブックフェア」では、書籍販売のほか、体験ワークショップや飲食のブースなどを楽しむことができる。4年目となる今年は初出店となる9店舗を含め、2日間で33の書店・出版社が会場に集結する。
両日出店するのは、140B、IN/SECTS MAGAZINE&モヤモヤ検討会、空き瓶Books、英明企画編集、絵本のこたち、かもがわ出版、考える“よはく”、こもれび書店、霜月文庫、tempura books、灯光舎、余波舎/NAGORO BOOKS、西日本出版社、不在性書店 BE ABSENT、烽火書房、本の雑誌社、(本)ぽんぽんぽん ホホホ座 交野店、本屋itoito、三十一文庫(嶋田さくらこ氏・牛隆佑氏・谷じゃこ氏・千原こはぎ氏) 、山の上の本棚、よこづな文庫。
12日(土)のみが、100000tアローントコ、Blanket Books、LIVRO FOFO by 創栄図書印刷、ありの文庫、ちいさな絵本ショップ ブックプランター、能美舎、萩書房、文と編集の杜、マヤルカ古書店。13日(日)のみが、クマヒコ書房、笙古書店、ふるふる舎。
選りすぐりの古書から出版社イチオシの新刊図書まで、出店者のセレクトが光る一冊と出会うことができる。
読まなくなった本を交換できる「本の環」
両日10:00~16:00に南側広場にて行われる恒例「本の環 hon no wa」は、「下鴨中通ブックフェア」が集めた本と、来場者が持参した「大切だけど読まなくなってしまった」本を交換できるブース。本の持ち込み・持ち帰りは一人3冊まで。大事な本が捨てられる前に、ほかの誰かの手に渡る循環を生むことを目的に、SDGsの達成を目指している。
南側広場には、子どもと一緒に楽しめるブースも用意されている。両日の12:00~と14:00~は、紙芝居界のアイドル「おきゃん氏(所属:社会の窓社)」によるオリジナル紙芝居の公演「あつまれ!紙芝居劇場 in 歴彩館」が行われる。ゆるくおもろくパワフル、そしてちょっとシュールな約30分のストーリーは、子どもから大人まで楽しむことができる。入場無料で観ることができるので、気軽に参加してみよう。
13日(日) 10:00~16:00には「りてん堂の活版印刷ワークショップ」を実施。京都・一乗寺で、グラフィックデザインと活版印刷を手掛ける「りてん堂」による、活版印刷で栞をつくるワークショップ。用意したひらがなとカタカナの活字(金属型)から、好きな文字15文字程度を選んでつくる。参加費は700円、事前申込は不要、空きがあれば随時参加することができる。
また、11:00~16:00には、昨年よりも充実した飲食ブースにて、キッチンカーによる話題のグルメを楽しむことができる。両日出店するのは、華麗なるスパイスカレー、CREMA、さんちょかふぇ、日本茶に恋をして。
12日(土)のみが、古道具とたい焼き しののめ、TAKIBI 旅する羊飼い、Tera Cinquecento、U’s kitchen、リトルフィートカフェキョウト。13日(日)のみが、雨ノチ晴レ、珈琲焙煎屋台134、米小屋、Gori’s Kitchen、ねおん食堂、ヤミマミbookカフェ。2日間で全15店舗が登場する。
雨天時はイベントを短縮・中止することがあるので、当日の開催状況は、京都府立京都学・歴彩館公式サイトや公式Instagramにて確認を。
「下鴨中通ブックフェア2024」に訪れて、本をとおした新しい出会いを家族でゆっくり楽しんでみては。
京都府立京都学・歴彩館イベント詳細ページ:https://rekisaikan.jp/news/post-news/post-15411/
■京都府立京都学・歴彩館
住所:京都府京都市左京区下鴨半木町1-29
開館時間:平日9:00~21:00/土日9:00~17:00
URL:https://rekisaikan.jp/
(山本えり)