前回からの続き。中学3年生の娘・アイと同級生のミサキちゃんは大の仲良し。部活も一緒でよく遊んでいます。問題はミサキちゃんママ(ミカさん)で、決して悪い人ではないけれど、なにかにつけて自分の出身高校を自慢してくるのです。私はいま住んでいる場所が地元ではないし、その出身校がどれだけのところなのかもわかりません。いまのミカさんには、自慢できるのは出身校だけなんだろうなと可哀想にも感じるようになりました。毎日自慢話を聞かされるせいか、尊敬できるところがひとつもないなんて思ってしまいます。
中学生最後の大会ということもあり、多くのママさんたちが応援に来ていました。そこでもミカさんは「高校どこにするの?え?〇〇高じゃないの!?」といつもの調子で雑談。みんな愛想笑いをしているのだと思います。私ももううんざりです。そのなかでもミカさんがターゲットにしたのは、大人しそうなシズカさんでした。
シズカさんは都内出身で、〇〇高と言われてもピンとこないようです。もしかしたらミカさんが〇〇高出身ということを知らないのか、天然なのか、私たちの言いにくいことをズバズバとミカさんに言います。徐々にミカさんが戸惑っていくのがわかり、正直スッキリしました。
シズカさんの言うことはもっともだと思います。大人になって学歴を自慢するのは、褒めてもらいたかったり「すごい人間だ」と認めてもらいたかったりするからなのでしょう。「あなたより上なのよ」と自慢したいんですよね。もしかしたら、自信のなさのあらわれなのかもしれません。
しかし、そんなマウントをとられたほうはストレスが溜まるばかりで、尊敬されることからは、遠ざかるのだということに気がつけない……。
私も人様に対して自慢したいことがあってもしないように、そして娘にもさせないようにしていこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ脚本・物江窓香作画・むらみ編集・みやび
【関連記事】
<マウントバトル……開始!>え?手土産を返された!ママ友の非常識な言動にビックリ【第1話まんが】
<学歴マウント>出身高校を自慢するママ「親が助言しなきゃ可哀想だよぉ!」…ウザ~ッ【前編まんが】
<マウント逆転劇>幼稚園ママ友「勉強させないと」「教育の差が出る」上から目線にモヤ【前編まんが】