前回からの続き。私はチエ。夫のユウトと、まだ幼い娘と一緒に3人暮らしをしています。娘が幼稚園に通うようになってからは、少しでも家計の足しになればと近所のスーパーでパートとして働きはじめました。パート先では年齢の近いシングルマザーのシミズさんとよく話します。さてある日、パートの帰りに大雨が降ったため、夫に車で迎えに来てもらってシミズさんのことを送ってあげました。翌日になると、シミズさんは夫のことをべた褒め。しかも「ユウトさん」と下の名前呼び。私は困惑してしまいました。
私がちょっとだけ引いていることにも気付かず、シミズさんはさらに続けます。
あまりにも夫のことを褒めちぎるシミズさんに困惑していると、驚くべきことを言い出しました。
笑顔で話すシミズさんに、私は困惑してしまいました。たしかに夫は男性ですから、一般的な女性よりは腕力があるかもしれません。しかし夫はどちらかというと細身で腕も細いですし、いわゆる「力がありそうなタイプ」には見えないと思うのですが……。
私が少し困っていると、さらに畳みかけてくるシミズさん。あまり仲の良い人がおらず、私くらいしか頼める人がいないと話します。シミズさんはシングルマザーなので、たしかに男手がないのは大変なのだろうな……と思いました。
車に乗せてあげた次の日、シミズさんはお礼だけでなく「ユウトさんってかっこいい」と言いはじめました。なんだか馴れ馴れしく言われてモヤモヤする私でしたが、それに気付かずシミズさんは「ユウトさんを貸してほしい」と言い出したのです。これには私もビックリ。どうやら「力仕事のためにお願いしたい」と言うのですが、夫はそこまで腕力があるようには見えないのです……。とりあえず押しに弱い私は、「本人に聞いてみるね」とだけ答えました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・ちょもす編集・横内みか
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