子どもが成長し大きくなると、外出する時間が長くなるなどもあって、ママが自由にできる時間が増えたという話をよく耳にします。しかしすべてのママがそうでもないのかもしれないと考えさせられるお悩みが届きました。
『半日パートで働く40代半ばの主婦です。子どもは高校生と大学生でそろそろ自分だけの時間が取れると思っていたのに、まったく自分だけの時間が取れません。できれば仕事が休みの日に、丸1日ひとりですごして日々の疲れを癒やしたいのだけれど、常に誰かがいて世話をしている状態です。同じような人、いませんか？』
誰もいない家で、丸一日ひとりですごすことを希望している投稿者さん。お子さんも高校生と大学生ともなれば、自分だけの時間も作れそうなものですが、なんだかんだと手がかかり、ひとりの時間が手に入らないのだそう。お陰でストレスが相当溜まっているようです。子どもがいるとなかなか手に入らないママひとりですごす時間。どのようにすれば投稿者さんのお悩みは解決できるのでしょう。
「私もひとりの時間がほしい」ママたちからの共感の声

『私もずっとひとりでいたい。誰かと1日中一緒にいる日は疲れるよね。うちの場合、子どもは大丈夫なのだけど、義母と旦那がずっと一緒だと疲れる。ふたりとも大人なのだから、私に頼るのはやめてほしい』
『投稿者さんの気持ち、よくわかる。子どもが高校生までは、朝出てくれたら家にひとりだったのに、今は自宅通学の大学生が2人いるからうんざり。それでも最後の子ども孝行と思って朝昼兼用の食事を出してあげたり、夜遅い食事にも対応したりしているけど、早く働きに出てほしいと思っている』
投稿者さんと同じように、子どもが大きくなったのに自分ひとりだけの時間が確保できず、ストレスを抱えているママの声がいくつも届いていました。なかには、むしろ子どもが小さかった頃のほうが、自分ひとりの時間が確保できていた気もするといった声まで寄せられていました。たしかに未就園児から高校生までは基本的に平日は毎日学校に行くので家にはいませんよね。また夏休みなどもせいぜい1カ月程度ですから頑張れば乗り越えられそうです。

しかしこれが大学生ともなると、まず毎日学校へ行かないこともあります。また学校へ行ったと思ってもすぐ帰ってくることまでありますしね……。さらには夏休みなどの長期休暇が長く、2カ月以上あるケースも珍しくありません。このように長期間、不規則に子どもが家にいたら、ママはひとりの時間を確保するどころか、お世話で疲弊する一方かもしれません。
どうにかしてひとりになる時間を作ろう
投稿者さんの希望は、自宅でひとりになれる時間が丸1日ほしいというもの。しかし、大学生のお子さんがやたら家にいるせいで、いろいろと世話を焼いてしまうのだそう。最近では喋りかけられることすら面倒だとまで感じるようになってしまったのだとか。子どもの世話や家事などをしなければ少しは休めるものの、性格的になかなか難しいのかもしれませんね。
『自分がどこかに出かけたらいいのでは？お子さんも丸1日ひとりで家にいたいと思っているかもしれないよ』
自宅でのひとり時間を希望していても、思うように休むことがままならないのであれば、最終手段は“外に出る”しかないのかもしれません。家にいるのであれば、鉄の意志で“今日は子どもの世話はしない”としないと厳しそうですよね。外に出ることであまり気持ちが休まらないとか、外出する気力・体力が見いだせないかもしれませんが、せめて月に1回でもひとり時間を確保できれば、投稿者さんが抱えるストレスも軽減できるのではないでしょうか。
『丸1日ひとりでいたいなら、思い切って旅行とか近場のホテルへ行って、ひとりで好きなようにすごしてみるとかは』
『うちの子は大学生だから、私はひとりの時間はあるよ。ひとりで友だちに会いに行ったり仕事帰りにひとりで飲んで帰ってきたりしている。旦那は何も言わないので、好きに生きようと思っています』
実際に家のなかではなく、外でひとりの時間をすごしストレスを発散しているママたちからの声が寄せられました。お金の問題や行動力がどれだけあるかといった性格の問題も関係してくるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出せばあとは楽になれるかもしれません。もちろん、その“最初の一歩”のハードルがかなり高い可能性もありますが……。
家族と話し合うことからスタートしてみよう

家族にとって、ママが世話をしてくれることは当たり前となっているケースは往々にしてあるもの。そしてそのことでママが疲弊していることに気が付かないこともよくあるようです。これではママはいつまで経っても心も体も休まりませんよね。だからこそ、一度家族みんなで話し合いの場を設けてみてはいかがでしょう。

先に登場したママの声にもあるように、お子さん自身も家でひとりですごす時間がほしいと考えている可能性もあります。それならば、うまく折り合いをつけて、交代でも構わないので自宅でひとりですごす時間を作れるように協力し合うこともできるかもしれません。投稿者さんひとりでは考えつかないアイデアだって登場するかもしれませんよね。ストレス過多でママが倒れてしまっては家族もきっと困るはず。その辺りも正直にぶちまけて、なんとしても自分ひとりの時間を確保できるようにしてみてはいかがでしょう。

毎日仕事に家事や家族の世話にと頑張っているのですから、リフレッシュさせてもらってもバチは当たらないはず。まずは家族と話し合ってみる。その結果があれば、次の一手も考えやすくなるかもしれません。どうかご自身のために頑張ってみてください！

文・櫻宮ヨウ編集・荻野実紀子イラスト・猫田カヨ

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