【第1話】から読む。
前回からの続き。私はサクラ(28歳)。旦那のトモヤ(30歳)と息子のコウ(3歳)と3人で暮らしています。このごろコウの足のクサさやトモヤの体臭が気になり、私は新しく買った柔軟剤を多めに入れるようになりました。いい香りで最高!なんて思っていたのですが、幼稚園の先生からは「コウくんの服の香りが強すぎる」という指摘が……。さらにマンションの隣の近藤さんが「どうか柔軟剤を減らしてほしい」とわが家へお願いしにきたのです。
お隣の近藤さんは管理会社に相談して貼り紙をしてもらったものの、まったく改善されなかったので意を決して直接訪れたのだとか。私はひたすら頭を下げて謝ることしかできませんでした。夜になり、帰宅したトモヤに報告すると……。
私がトモヤに「足がクサい!」とは言いづらいように、ニオイに関する話はしにくいものだと思います。今回はたくさんの人たちに多大なご迷惑をかけてしまいました。注意をしてくれた人たちには心から感謝をしなければいけません……。
近藤さんから話を聞き、ようやく事の重大さに気が付いた私。あの後、あらためて夫婦そろって近藤さん宅に謝罪に行かせていただきました。幼稚園の先生方や義実家にもご迷惑をかけたことをお詫び。トモヤも会社で強い香りを振りまいて申し訳なかったと謝ったそうです。なかなか言いにくいニオイの問題。指摘をしてくれた人たちには心から感謝しています。
今回のことをきっかけにトモヤとも話し、家族の間ではニオイについてはっきり指摘しあうようになりました。自分にとってはいい香りでも他人には悪臭になることもあります。常識的な範囲でマナーを守るよう気を付けていきたいと思います。
参考:厚生労働省「令和5年度全国薬務関係主管課長会議説明資料」
原案・編集部脚本・煮たまご作画・なかやまねこ編集・井伊テレ子
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